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マツダ CX-3に試乗してきた【レビュー】

マツダ CX-3

マツダのCX-3はデミオベースに設計された小型SUVに分類されます。CX-5クラスでは大きすぎるという方にはサイズも手頃で、なおかつ燃費も気持ち上昇するという良いこと尽くめなモデルですね。

洗練された都会のSUV

マツダが提唱する魂動デザインは、自動車にあまり詳しくない方にも直感的にかっこいいと思わせることに成功した良い例です。日本車でもデザインで欧米に負けないということを知らしめましたし、販売も好調です。クレイモデルから丁寧に制作されたフォルムは複雑にラインが交わっていて遠目からでも「おっ!」と思わせてくれる完成度です。

塗装も非常に凝っており、コンセプトカーに採用されていたスペシャルな質感を市販車にも再現しようと考案されたソウルレッドプレミアムメタリック、大理石の様なしっとりとした艶を表現したややグレーがかったセラミックメタリック等、カラーでも高いクオリティを提供しています。

内装にはスムースレザー、スエード調の素材等を複雑に組み合わせており、これまた高い質感を実現しています。このクラスですとウレタンに布張りでも文句を言うユーザーは少ないはずですが、CX-3はとにかく凝っています。

搭載されるSKYACTIV-Dもマツダの最先端テクノロジーの塊です。ディーゼル特有の豊かなトルクはそのままに高い静粛性を実現。またクリーンディーゼルとして環境に優しく、燃費も高い数字を記録しています。ディーゼルエンジンは一時不穏な動きが有りましたが、マツダのエンジンは大丈夫です。

SKYACTIV-Dの完成度は想像以上に高い

出だしはディーゼルエンジンだけあって、力強いトルクがボンッと発生します。ハイブリッド車のモーターのトルクともまた違う、しっかりとしたエンジンの強さを感じます。車重は約1300kg程とホンダのヴェゼル等と同等ですが、こちらの方がアクセルオンで車体がグッと前に出て行きます。ディーゼルエンジンは比較的低回転を使っていくことになりますが、CX-3は内部の音も静かでドライバーや同乗者の負担になり難くなっています。

足回りはしなやかさを重視し、ギャップも綺麗にいなしてくれます。路面状態の悪い道を走行してもゴンゴン跳ねてしまうことは有りません。ブレーキをかけた時の車体の沈み込みも良く考えられており、前へのピッチングは相当抑え込まれています。サスペンションが急激に深く沈みこむということは街中に関して言えば少ないでしょう。ハンドリングはマツダらしいニュートラルなフィールで、ドライバーの意思に沿って自在に曲げることが出来ます。

 

マツダ CX-3

シートやステアリングの調整機能も凝っている為、ドライバーの体格に合わせて最適化することが出来ます。近年のマツダはこの辺り非常に気を使っているので、搭乗する機会が有れば是非自分好みに合わせてみて下さい。またドライバーシート周りのレイアウトが巧みで、コクピット感を上手く演出することに成功しています。マツダは昔からこの辺りの表現力が上手い印象ですが、CX-3も悪く有りません。

街中メインで優雅に乗るのが適正か

最近では「4WDはマツダ」とアピールし始めましたが、CX-3に関して言えば悪路走破性は、高めの車高等を除けば普通の乗用車とそこまで大きな差は無いでしょう。泥にまみれるアウトドアよりも、今流行のSUVスタイルを取り入れたい都会派のドライバーの方が似合うと思います。価格的にも上位グレードで300万程と適度に抑えられ、購入し易くなっています。マツダは鬼の様な値引きと値落ちと言われたのも昔の話となっていますので、このスタイルが気に入った方はいつ購入しても良いと思います。