1000cc~

CBR1000RR(SC59) (ホンダ)

ホンダ CBR1000RR
by ジッツ

ホンダが誇るスーパースポーツCBR1000RR。ライダーとの一体感を追求するホンダらしいSSで、発売から時間が経過してもなお人気の高い一台です。

CBR1000RR 2013-

ホンダ CBR1000RR

スタイル的にはシートが高く、ハンドルの低い典型的なSSのそれですね。とはいえシート高820mmと比較的乗り易い数字をしています。コンパクトが身上のRRは、マフラーもダウンショートで全体的にギュッと中央に寄せた形状を取っていますね。迫力の有るフロントフォークはSHOWAのBig Piston Front Forkを採用しています。これは内部ピストン面積が非常に大きく取られており、減衰力の応答性の向上、フロント高い接地感につながっています。

ホイールは12本の細スポークのアルミニウム製キャストホイールを採用しています。
スポーク数を増やすことで、路面からの入力をホイールが均等に受け止め、より剛性感の有る足回りとしています。フロントのブレーキキャリパーはトキコのモノブロックキャリパーがラジアルマウントで装着されています。

 

ホンダ CBR1000RR

エンジンはリッタースポーツらしい999cc水冷直列4気筒。国内仕様では123馬力となっています。いわゆる逆車フルパワーに比べるとスペック的に大きく落とされていますが、それでも一般道で走らせる分には相当パワフルな数字です。サーキットメインで使用される方の為にホンダではレースベース車というプランも用意されています。

燃料供給にはホンダ自慢のPGM-DSFI(Programmed Dual Sequential Fuel Injection System)が使用され、1気筒辺り2機のインジェクターが回転数に応じた適正な燃料供給を行い、鋭いレスポンスをライダーに返します。

 

ホンダ CBR1000RR

ちなみにCBR1000RRには上位グレードのSPが設定されています。

エンジン出力は通常のCBR1000RRと同じ123馬力ですが、エンジンはホンダがバランス取りを行い、独特のスムーズなフィーリングに更に磨きをかけています。エンジンのホンダのスペシャルチューンエンジンが買えるという意味でとても貴重なモデルですね。ただしSPモデルも含めて国内仕様は本来の180馬力からは多少落とされています。国内規制も徐々に変化しており、次のモデルでは恐らく国内仕様ももっとフルパワーに近い数字になってくるかと思います。

シートは標準でSP仕様のシングルシートが装着されたことで、乗車定員も一人と変わりました。足回りは、まずTOKICOのブレーキがBremboになり、SHOWAのビッグピストンフォークはOHLINSに変えられています。車重もSP仕様で1kg軽量化し、210kgと絞られました。通常のCBR1000RRとは異なるトリコロールカラーと合わせ、非常にレーシーな仕上がりです。

 

ホンダ CBR1000RR

SBKでCBR1000RRを走らせるニッキー・ヘイデン。この型のCBRで最後までWSBKを走り抜きました。新型にスイッチし、いよいよカワサキに追いつこうという時に事故で亡くなるという何とも残念なことに…。

モデルチェンジしてハイテク装備満載になっていくカワサキのZX-10RやアプリリアのRSV4等に対抗出来るのはCBR1000RRの素性が非常に良く、ライダーが扱い易いからと言われています。しかしSBKも2017年のレギュレーション改定で電子制御の導入が必須となりましたので、モデルチェンジ無しでは継続参戦不可能になります。カワサキ、ヤマハ、スズキと国内メーカーが順に新型を発表していく中、ホンダからもいよいよ新型のCBR1000RRがアナウンスされました。2017年シーズンよりレースにも使用され、カワサキやドゥカティといったライバル達にチャレンジします。

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