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コミネのGKC-001はライディング時の手の痺れには効果有り!

コミネのGKC-001はライディング時の手の痺れには効果有り!

今日は前回のはてなブログツーリングで役立ったアイテムを一つご紹介します。今のバイクは高速道路を利用した長距離ツーリング用に購入したのですが、バイクで長距離は最終的に手の疲労が辛い…ということでゲルパッド入りのグローブを調達してみました。

ゲルの詰まったグローブが中々無い

最初はゲルザブよろしく衝撃吸収材の詰まったグローブを探したのですが、レーシンググローブに近いダイレクトな操作感やプロテクション機能を売りにしたグローブは有っても、大きくコンフォートに振ったグローブが中々見つかりません。カーボンなどを使用したハードプロテクターは事故時の防御力は満点ですが、基本的に硬い素材なので衝撃吸収性は少ないです。そこで代替案としてゲル部分は別に設けることにしました。

購入したのはコミネのアンチバイブサイクリンググローブ、GKC-001。比較的メジャーなコミネの製品なのに何故かあまり情報が有りません。

コミネのGKC-001はライディング時の手の痺れには効果有り!

実物は手の平や親指と人差し指の間まで広くゲルパッドが使用されています。特に親指の付け根辺りのコミネマークの入った部分は、モチモチとした分厚いゲルパッドが1cm程の厚みがあり、グリップを握った際も明らかに柔らかな質感が有ります。自転車用ですが指部分はカットされていて、これならインナーグローブとして何とか使えそうです。手首のベロクロが小さければコミネに限らずサイクリンググローブの流用は可能かと思います。

ちなみにコミネは自転車用グローブやヘルメットもちょっとだけ売っています。グローブはGKC-001からGKC-005までラインナップされていますが、それぞれ微妙に仕様と価格が異なるのでカラーバリエーションの違いだと勘違いしない様に注意が必要です。GKC-001は他のグローブ同様に掌にゲルパッドが内蔵されているのに加えて、生地にCOOLMAXを使用することで夏場など汗のかきやすい場面で蒸れ難いサラッとした感触が続くようになっているのが特徴です。COOLMAXが使われているのはGKC-001だけになります。

余談ですが、コミネからはバイクのグローブに上から被せるタイプのパームカバーが販売されています。ただサイズ感でちょっと評判が悪いのと、上のGKC-001が2013年に販売されたのに対しこちらは2011年。厚めのネオプレーンで衝撃を吸収しています。最近のコミネのバイク用グローブも吸収剤はゲルが使われているので、設計が新しいGKC-001を今回は購入しました。

振動吸収には効果大

ビッグシングル辺りに顕著ですが、エンジンの振動が激しい車種の場合、バイクを降りた後も手がジーンと痺れた様な感じになります。隼も薄手のライディンググローブで運転しているとこの状態になりやすいです。今回朝5時半から夜8時半までほぼバイクに乗り続ける状況でテストしましたが、手の痺れに関しては全く残らず、非常に好感触でした。手が震えることが無いので、走行中のブレーキ操作やクラッチ操作に支障が出ないほか、帰宅後のメンテナンス・食事なども特に問題なく行えます。

手の痛みに関しては劇的な効果は無し

GKC-001は振動の吸収に関しては文句なしの製品ですが、長時間グリップを握っていることによる圧迫された手の痛みがなくなる訳では有りません。また構造上、クラッチやブレーキを握る握力をサポートする機能は無いです。それでもゲルパッドのおかげで仮に普段2時間で痛くなる様な場合なら4時間くらいは持ちこたえてくれる程度の効果は有ります。

プロテクターとしての機能は無し

当たり前ですが、これ単体でプロテクターとしての機能は無いです。転倒したら確実に怪我をするのでバイクに使うならインナーグローブとして使うのがベスト、というか唯一の方法です。レーシンググローブ系のタイトなつくりの製品では、インナーとして使えない可能性が有りますが、街乗り向けのややルーズな製品なら大丈夫です。

また手持ちのメッシュグローブだとRSタイチのRST431は大丈夫でした。これ自体もフォームプロテクターが入っています。風が入ってこれば手の平も冷却されるので、真夏の猛暑日以外はインナーグローブとして利用できそうです。短距離はレーシンググローブが操作感に秀でていますが、長時間のライディングはパッド入りが具合が良さそうですね。