世界遺産の比叡山延暦寺へ向かう道は奥比叡ドライブウェイ、もしくは比叡山ドライブウェイという名目で有料道路化されています。本日は奥比叡ドライブウェイの方から比叡山に挑んでみました。
かなりの激坂区間がずっと続く
片道11.8kmの道のりとなっていますが、最後までずっと勾配のきつい上り坂が続きます。はっきり言って中途半端な排気量の車やバイクではゆっくり走るだけでもきついくらいの坂道です。FF車ではまともにトラクションがかからないくらいの上り坂です。こういうタイプの道は後輪駆動でエンジンのトルクを路面に叩きつける様に後ろからぐいぐい押される力強さを感じながら走れるタイプが最高ですね。バイクで言うなら、600ccは欲しいところです。車なら2000ccのターボ過給付きくらいから走っていて面白くなってきます。
有料道路だけ有って道はとても綺麗に維持されています。直線はそこまで有りませんが、ご覧の様に上り坂がきつく、馬力の有無で快適性が全然変わってきます。ここを上る時は馬力は有れば有る程良い感じですね。
道中、上の様なちょっとしたトンネルも有ります。
山の上まで来るとぐっと空が近くなってきます。展望台も設置されているので、車を停めるスペースには事欠きません。
この日は14時頃に到着した為、車はまばらでしたが大きなレストランも設置されていました。休憩は比較的取りやすいかと思います。
逆に下り坂は勝手にスピードが出る急降下ぶり
こちらは復路の写真です。行きが上り坂だったため、今度は急激に下っていくこととなります。エンジンブレーキだけですとあまり減速も期待できませんので、オーバースピードやブレーキの効きが悪くなることには注意が必要です。
消えかかったブレーキテストの看板が…。コーナーには待避所というか3車線の安全地帯的な物は終始用意されていません。ブレーキフェードには注意したいですね。後は雨天時や冬場の凍結も怖いですね。
通行料金も世界遺産スケールでした…
奥比叡ドライブウェイが有料道路ということは知っていました。とはいえこの日は財布に福沢諭吉先生を忍ばせており、「まぁよっぽど問題ないだろう」という軽い気持ちで特にリサーチもせず向かいました。奥比叡ドライブウェイは入山時に通行券を発行してもらい、最後に精算するシステムになっています。というのも奥比叡ドライブウェイはどこまで走ったかで変則的に料金が変わるからです。今回は奥比叡ドライブウェイの終点で引き返してきましたが、全体の半分を往復する形で通行料金3080円かかりました。往復時の最高料金は3920円にもなり、伊吹山ドライブウェイに並ぶ超高い通行料金でした…。ここは料金体系が複雑なので、割安に走りたい方は、往復抜きの縦走コースがおすすめです。
奥比叡ドライブウェイ→比叡山山頂→比叡山ドライブウェイという比叡山縦走コースを使用しますと、自動車で2380円、バイクで1660円になります。私も地理に疎かった為、縦走という発想が有りませんでしたが、次回が有れば間違い無く山をぶち抜きます。ただしバイクの場合、125cc以下走行不可、それ以上の排気量でも休日は奥比叡ドライブウェイ側が通行禁止になります。近畿地方は二輪車の走行規制がたまに入りますね。125cc以下はここの上り勾配で加速力を発揮できなくなる為、仕方ないかなと思います。