ウェアラブルカメラ

SJCAM SJ4000はGoProへの互換性とコストパフォーマンスが魅力【レビュー】

SJ4000

GoProが流行り出した頃から、いち早く互換性の有る安価なカメラとして売り出されていたSJCAMのSJ4000。1万円を下回る安価な価格設定から、ウェアラブルカメラが気になりだした方の中には、最初の1台として候補に入れている方も多いと思います。今日は実機を使って収録した動画素材も含めて、このカメラのお買い得度をチェックしたいと思います。

これがSJ4000だ!

使用時は硬質プラスチックのハウジングに収まった状態です。GoProと同じスタイルになっており、このケースはカメラの安全上出来れば外さず使いたいところ。万が一の落下時もバッチリガードしてくれます。

カメラの操作は4ボタン式で、これもGoProのHERO4の様な操作方式を取っています。サイズ感もほぼ一緒ですね。USBの差込口までそっくりな配置になっています。ちょっと背面液晶による操作が煩雑なため、GoProよりもボタン数は多くなっています。慣れてしまえば現代人にはそこまで難しい操作は有りません。

カメラ正面にはGoProの様な液晶画面は有りませんが、背面がカラー液晶になっており、ここから動作をモニターすることが出来ます。wi-fiが無くても撮影状況を確認できて安心ですね。撮影モードの設定項目も豊富です。状況によって明るさなど多少調整が聞く様になっています。より画質を追求するなら、出来ればこの部分もしっかり使いこなしたいところです。

言語設定は日本語の他、英語に中国語等々数多くの言語に対応しています。

画質はとてもまともだった

前回レビューを書いたTECACAMHDが相当画質が悪かったので、そっくりさんなこれもあまり画質には期待はしていなかったのですが、帰宅後に出てきた動画は意外な程まともでした。この2台は同じ時に撮影サンプルを収録したのですが、画質が全然違うので驚きです…

価格なりというか、安い代わりに画質も並なのかなと思っていたのですが、GoProや他のウェアラブルカメラと比較しても遜色無いレベルでした。この画質でこの価格ならコストパフォーマンスはとても良いと言っていいでしょう。早速スクリーンショットを紹介します。

SJ4000

1080pなので、解像感も十分なレベルに達しています。日付設定を怠ったため、動画内の日付が大分昔で申し訳ないです。ちなみにこの日付もカメラの設定で消すことが出来ます。フレームレートは1080pでは30fpsまでの対応となりますから、最新スペックのカメラ達には一歩見劣りします。しかしこれくらいの画質が出ていればアマチュアの使用用途なら大きな問題は無いでしょう。車載カメラとして使った時も、公道を常識的な速度で走るのならそこまでカクつくことはありません。

動画ファイルそのものはMOVファイルとして作成されます。この辺り、ひょっとしたらMP4ファイルの方が編集はしやすかったかなぁ、と思ったりもしますが、特に癖の強い感じでは無いです。容量的には1080p30fps設定で3分400MBほどになります。

バーハンドルに設置してしまうと振動によるブレが気になりますが、これは設置する位置を移せば解決できます。GoProのマウントを流用できるほか、付属品のマウントも豊富に揃っていますから、色んな位置に簡単に設置することが可能です。GoProとの高い互換性は強みですね。

バッテリーの900mAhはいささか頼りない

SJ4000のバッテリー容量は900mAhとなっています。これはちょっと今時のウェアラブルカメラとしては物足りない数字です。1000以下となると少ない部類と考えて良いでしょう。撮り続けの実働時間は2時間で怪しい所です。使っていればMicroSDメモリーカードの容量よりも先にバッテリーが底を付く可能性が高いです。予備バッテリーは一つ1000円程度で購入できますし、半日以上の撮影が予定される場合は、複数個の予備バッテリーを持参した方が良さそうです。

バッテリーは本体の蓋を外して交換出来る様になっているので、予備さえ有れば現地でも簡単に交換する事が出来ます。

価格を考えると凄くおすすめ

SJ4000は2016年2月現在amazonで7500円程です。スペックの近いGoProHEROが最安価で18000円程ということを考えると、半額以下ということになります。その上、素人目にはそこそこ満足できる画質を出すカメラなので、ウェアラブルカメラをお試しに購入してみたい、そんなに多くの予算を出せない方には下手なカメラを買うより間違い無くおすすめできます。

GoPro関係のパーツなら使い回すことが出来るのもSJ4000のメリットです。この先ハイエンド機を買ってもマウントが無駄にならないところは見逃せないポイントでしょう。製品としての特徴をGoProから引っ張ってきているため、独特の個性みたいなものは無いですが、コストパフォーマンスの光る一台でした。クオリティ的にも、5000円でTECACAMHDを買うなら、もう少し出してこちらを買った方が確実に幸せになれると思います。

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