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電動バイクの免許制度上の扱いをまとめた

2016年11月7日

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電動バイク

こんにちは、MOSです。

まだまだ各社本格的な導入には至らない状況ですが、コンセプトバイクは徐々にお披露目されており、近い将来市場にも広まりそうな電動バイク。モーターで動いている為、排気量というものが無く、数段階に分かれているどの免許が有れば乗れるのかわかりにくいので、順番にまとめてみました。

目次

  • 1 全部中型免許で大丈夫。
      • 1.0.1 0.6kw以下は50cc(原付一種)扱い
      • 1.0.2 0.6kwから1.0kwまでは125cc(原付2種)扱い
      • 1.0.3 1.0kw以上は250cc(軽二輪)扱い
  • 2 国産から本格的に車種を選べるのはもう少し先になりそう。

全部中型免許で大丈夫。

電動バイクの場合、先程説明した通り、排気量の枠に当て嵌まりません。

今までは125ccまで小型、400ccまでを中型、それ以上に乗る為に大型免許を取得するのが一般的でしたが、この場合どうすればいいのでしょう。

2019年現在の制度では、電動バイクはモーターの発する出力で区分されている様です。

0.6kw以下は50cc(原付一種)扱い

電動バイク

モーターの出力が0.6kw以下なら、法律上は50cc相当の原付バイクとして扱われます。

このクラスでは、国内ではヤマハがE-VINOを販売していますね。モーターの出力は0.58kwの為、普通自動車免許でも乗車可能です。見た目も可愛く、ファッショナブルな車体は女の子が乗っても似合いそうです。地球環境を配慮するなら今すぐEVに切り替えられる貴重な選択肢で、これも中々面白いです。一番実用的なクラスですが、50ccスクーターの販売台数が落ちてきている中、今後どれだけ充実するかはやや未知数です。

0.6kwから1.0kwまでは125cc(原付2種)扱い

電動バイク

次に1.0kwまでの出力は現行の原付2種相当に区分されます。

このクラスならパワーも少しは期待できますし、125ccクラスは国際的な需要も有るので、製品さえ出てこれば一気に普及しそうなのはこのクラスです。大勢の顧客が見込めて量産効果も出せるとなるとやはりこのくらいのクラスが最適と言えるでしょう。

ホンダはPCXをベースにPCX ELECTRICを発売しましたが、あれもPCXという膨大な数を売っているスクーターという土台が有って低価格で販売することが出来た形です。EV専用設計のスポーツバイクが手に入りやすくなるのはもうちょっと先かもしれません。

ちなみにヤマハが以前発表したコンセプトモデルPES2もこのクラスと言われています。リッターSSと同等の性能を持つ様な電動バイクはまだ先になりそうです。

1.0kw以上は250cc(軽二輪)扱い

電動バイク

モーターの出力が1.0kw以上有る電動バイクは軽2輪扱いとなり、いわゆる中型免許が必要になってきます。ところで問題は法律上ここから上の出力に対して規定が有りません。これ以上出力を上げても全て一緒くたに扱われます。

つまりエネルジカのEGOの様な1000ccのスーパースポーツに相当する様な電動バイクにも中型免許で乗れてしまうということになります。

ハイパワーの電動バイクは国内4社が本格的に市販しておらず、法規制から漏れた状態です。大型免許が無くても合法的にハイパワーバイクに乗れる状況になっています。

LiveWire

また2018年は海外の大手オートバイメーカーからこのクラスのバイクが続々発表された年でした。BMWからは大型スクーターのCシリーズをベースにした、C EVOLUTION。ハーレーからはクルーザーのLiveWireが登場しました。

これらのバイクも中型免許で運転することが出来ます。ハーレーに関しては250ccの販売も噂されていましたが、中型免許で乗れるハーレーは電動バイクの方が先になりそうです。

ただしこのクラスのバイクの価格は、今の所目玉が飛び出る程高価なので、大型免許の費用は比べ物にならない小さい額になってしまいます…。むしろこの価格のバイクを買える人は大型バイクを既に持っているケースが殆どかと思います。

国産から本格的に車種を選べるのはもう少し先になりそう。

先ほども述べたとおり、ホンダやヤマハ、スズキ、カワサキといった国産大手4社が電動バイクをラインナップを拡充していくのはまだまだこれからです。今の所、2020年に各社1車種揃っていれば良い方といった感じです。

マフラー交換の比率が高い国内2輪業界で、静粛性に優れる電動バイクがどれだけ受け入れられるかはわかりませんが、ヨーロッパを中心に厳しくなる排ガス規制等を考慮すると自ずとメーカーもEVシフトが進むことが予想されます。特にEVでシェアを獲得したい中国・台湾のメーカーとアジア圏を舞台にシェアの奪い合いが起こるかもしれません。

まだちょっと手が出しづらい製品群ですが、今後は趣味性の高い分野にも電動バイクが普及してくることを期待したいですね。

Filed Under: バイクニュース, 免許

 

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