ウェアラブルカメラ

Insta360 ONEは360度カメラの革命的一品

Insta360 ONE

最大7Kの撮影モード

Insta360 ONEは静止画で7K(6912×3456)、動画で4K(3840×1920)に対応しています。画素数も2400万画素でiPhoneにチョコンと載せる小型端末としては非常に高性能なカメラです。


実際に撮影した動画がこちら。解像度が高い分、動きの激しい動画でも高画質に撮影できています。また6軸ブレ補正を内蔵しているので、細かい振動にも強いです。ドローンなど微細な振動を発する機械に付けてもクリアな映像を記録することが出来ます。手製のVR動画をより高画質に、と考えているクリエイターならこのクラスがおすすめです。

自動追跡のSmartTrack機能

Insta360 ONEは全方位を録画する優れた広角カメラです。このカメラの更に凄いのは、特定の被写体にロックするSmartTrack機能を搭載したことで、例えばカメラの周囲をぐるぐる回ると、映像が自分を追いかけて回転します。ソロで撮影している人でも気軽にカメラを動かすことが出来ます。例えばバイクのスクリーンに固定しておけば、左右へ大きく動くライダーを常に追いかけます。

もう一つ、自撮り棒の消去機能が搭載されています。THETAではアナログ的な手法で自撮り棒を消していましたが、Insta360 ONEでは自動的に自撮り棒が画面から削除される仕組みです。そのおかげでまるでカメラが宙に浮いているような映像表現が可能になりました。
各社ラインナップが揃ってきた360度カメラですが、これは正にブレイクスルーと表現できる一台です。

ハコスコとの連携機能

販売元がハコスコなので、GoogleCardboardを利用したVRゴーグルと連携することも想定されています。作った動画をYouTubeにアップして、GoogleCardboardとセットで楽しんで貰うということも出来ますね。

勿論Gear VRの様なしっかりとした筐体のVRゴーグルを使用することも出来ます。VRコンテンツを長期的に楽しむなら、こうした作りの良い製品の方が後々まで快適です。

非常に軽量なボディ

96×36.5×25とボディサイズはかなり小さいです。比較的コンパクトで知られるリコーのTHETA V等と比べても数段小さくなっています。また82gの超軽量ボディはドローンで飛ばす際の負担が小さいというメリットがあります。




接続はiOS端末のみ

Linghtning接続によってiPhone本体と固定する仕組みを取っていますので、android端末は現状不可。iPadは構造的に可能ですが、外で使うアイテムなので大きいタブレットはあまり出番が無いかも知れません。公式にサポートされているのはiPhone6以降のiPhone、iPad、iPad Pro、そしてiPad Air2です。
またBluetooth接続により、本体から離してカメラ単体の撮影も可能になっています。

バレットタイム撮影を低価格で実現


バレットタイム撮影と聞いてもピンとこない方は、マトリックスの様にスロー画面の中でカメラだけが自在に動く動画と言えばわかりやすいでしょうか?独特な映像表現だけ有って機材も高めでしたが、Insta360 ONEでは撮影モードの一つに加えられています。
実は以前GoProで同様の撮影を試みようと思いましたが、12台のカメラに加えてGoProが認定した業者のみリグキットが買えるというハードルの高さで諦めてしまいました。Insta360 ONEもそれなりに制約が有りますが、10万円を切る価格でバレットタイム撮影を可能としたという点は高く評価したいところです。おかげで他の360度カメラと比較しても明らかに一線を画す製品となりました。

価格は43000円でコストパフォーマンス良

基本性能高めのカメラの割に、価格はそこまで高くありません。というか4万円前半でバレットタイム撮影まで出来る360度カメラなら、圧倒的にお買い得です。事実この記事を書いている段階でAmazonなどでは既に予約待ちの状態です。8GBのメモリーカードなど、撮影に必要最低限のアクセサリーも付属品に含まれています。
これから360度動画を製作してみたい、より凝った映像表現を盛り込みたいという人にも最適なアイテムです。