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ニコン KeyMission80はここが凄い!!

KeyMission80

KeyMission80はニコンのアクションカメラシリーズの中でも最も小型で、ICレコーダーに似た縦長フォルムが珍しいアクションカメラです。今回のKeyMission80を含めたKeyMissionシリーズはデザイン性も高く評価されており、2017年のグッドデザイン賞を受賞しています。


KeyMission80

KeyMission 80のコンセプトは軽量なボディを活かして片手でもサッと撮影できる機動力の高いアクションカメラです。筐体は44.8×86.5×15mmと小さく、シリーズにおけるGoPro sessionのようなポジションに位置します。74gという重量もアクションカメラの中では軽い部類です。アクションカメラという性質上、スマートフォンよりも壊れにくい筐体を採用しており、アウトドアやスポーツシーンでの不意な故障を防いでくれます。落下に関しては1.5mの高さに耐え、1mの水に沈んでも30分間耐えるだけの防水性を有しています。


操作性は非常に良く考えられていてデイパックなどに取り付けるカメラホルダーからKeyMission80を取り出すと電源が自動でONになり、シャッターボタンの操作で撮影を開始します。手ブレ補正も搭載されており、不安定な体勢でも高い撮影品質を実現します。

 

KeyMission80

背面には大きな詠唱ディスプレイが配置されています。メインカメラのレンズは専用設計の6群6枚のNIKKORレンズが内蔵され、1235万画素と中々優秀です。F値も2.0と明るめに設計されていますね。またサブカメラ付きで自撮り用カメラとしても活躍してくれます。静止画解像度は最大3968×2976、動画解像度は1080p/30fpsです。コンパクトさ重視のため、流石に4Kには対応していませんが、それでもSNSにシェアしたりするには十分すぎるスペックです。
また特殊な撮影モードとしてタイムラプスに星空機能が付いているのは嬉しい配慮です。夏場の夜空をダイナミックに撮影したりと言った用途にも使えます。

バッテリーはリチウムイオン電池が内蔵され、2時間30分の記録時間を持っています。本体のバッテリーは交換式でない代わりに、外部バッテリーからの充電には対応しており、緊急時の充電が可能です。ただし充電中の撮影は出来ません。

スマートフォンアプリとの連携ですが、ニコンのサービスのSnapBridgeでBluetooth接続したスマートフォンへ画像を自動転送する仕組みになっています。またクラウドサービスも平行して行っており、サムネイルサイズは無制限、JPEG画像は20GBまでニコンのサーバー上に保管することが出来ます。クラウドサーバーへの保管は画像ファイルを安全に保管する手段としておすすめです。

KeyMission80はどちらかというと、今まで撮影はあまりしてこなかった人が、とりあえず邪魔にならない小型の物をと買うカメラとして非常に適しているように思います。どちらかというと高画質より扱い易さ重視のカメラです。