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AULLY PARKのステアリングカバーでお手軽本革ステアリング作ってみた

ステアリングカバー

アクティは商用車なので当然ながらステアリングはウレタン。革巻きステアリングなんてラグジュアリーな装備は付いていません。ポジティブに解釈すると汚れても清掃が簡単というメリットがあるのですが、現状そこまでハードに汚れる用途に使用していないのでステアリングカバーで気持ち質感を上げてみることにしました。

カバータイプと編み上げタイプ

ステアリングカバーに良くあるのは、クッション性を加えて太くするカバータイプで、ステアリングが太くなることで運転しやすくなったと感じる方もいます。編み上げタイプのメリットは太くするのが難しい代わりに、素材に本革を選べる、元のステアリングへのフィット性が高い点が挙げられます。また価格そのものも編み上げタイプは安価です。

今回はこれを試してみた

今回はAULLY PARKの本革ステアリングカバーを購入しました。価格的には1500円くらいの製品ですが、意外に手触りの良いパンチングレザーです。革の質は穴を開けていないシボ革も選べるので、好みで革を変えることが出来ます。カラーはブラック、グレーの他、ベージュも選択できます。少し外車的な高級感を持たせたいならベージュカラーのレザーは面白いと思います。また編み上げる際のステッチのカラーも選べるので、スポーティなレッドを選べば運転席の雰囲気が変わります。

個人的にカバータイプならハセ・プロの物が欲しいかも。価格的にはカバータイプは3~4000円くらいするので手間が掛からない分、少し高めです。

早速施工する

AULLY PARKの製品は輪っか上につながった革をステアリングに被せるところから始めます。革の縁には既に別の糸が縫ってあり、施工する際はその糸に沿って縫う形です。

ステアリングカバー

ぐるっと一周巻いてみました。ホーンのウレタン部分と比べるとブラックのパンチングレザーが艶と共に良い感じの質感の高さを放っています。持った時の手触りも、始めから滑らかで悪く有りません。
革には事前に糸が通っているので、素人が縫っても縫い目は綺麗に決まります。また縫っていく途中で革は自然とステアリングを締め上げていくためにだぶつくことも無く、縫い終わった後にずれてくることは有りません。スポーク部分はあまり強固に縫い上げることの出来ない部分ですが、革が引っ張られる力で綺麗に表面に重なっています。とはいえこの辺りの緩さは流石にカバーなので仕方ないですね。気になる方は両面テープで裏張りしてしまうのも手です。
ちなみに、全体の施工そのものは約2時間といったところです。4時間以上という話も聞いていましたが、ひたすら単純作業を繰り返すだけなので、特に縫い物に慣れている方ならかなり早く終わるかと思います。

手軽に本革気分を楽しめる

ステアリングカバーは気軽に高級感の有る革巻き仕様に出来るアイテムです。ステアリングの形状に綺麗にフィットするので、運転操作時の違和感も少ないのが特徴です。パンチングレザーは通気性も良く、肌が長時間触れているステアリングに使うには良い素材です。
価格は安く、どちらかというと手間の方が多いアイテムですが、その手間に見合う効果は感じられると思います。自分で巻いたステアリングへの愛着はひとしおです。