クラウドファンディング

たまに来るKickstarter運営からのお叱りの話

こんにちは、MOSです。

まず最初にお断りしておきますが、内容的にはアカウントをBANされる様な深刻なお話ではないです。ただKickstarterの使い方に関して運営サイドから注文が付いたのでご紹介してみます。

目標達成額を上げろと言われた

次回のキャンペーンの審査を依頼したところ、Kickstarterからメッセージが届き、「お前のキャンペーンは目標額を下げ過ぎ、もっとギリギリ達成できないくらいのチャレンジングな目標にしろ(意訳)」と言われてしまいました。

これ自体はまぁ、Kickstarterも各キャンペーンから手数料を取っていますし、もっと資金を集められるよう頑張れと発破をかけるのは一定の理解が出来ます。

でも簡単に目標額を上げられない件

「わかりました、じゃあ桁を3つ増やします」

と、簡単に言えれば良いのですが、残念ながら目標額を上げると達成率も下がる為、安易に下げることは出来ません。それでもリワードの金額を引き上げるよりはマシですけどね。

その辺りのバランス感についてもKickstarterの運営と協議を重ねています。

達成しないのが一番最悪?

個人的にKickstarter、というかクラウドファンディング全般で理想的な終わり方は以下の順だと思っています。

(良)

目標を大幅に超える成功

目標を大幅に下回る失敗

目標をちょっとだけ超えた成功

目標を少し下回った失敗

(悪)

この様に失敗そのものは悪いことでは有りません。ちょっとの成功なら、目一杯の失敗も選択肢として有りです。しかし2位はいわゆる爆死と呼ばれる類のもので、失敗そのものが話題になる規模の大きいものを意味します。

例えば僕が以前記事を書いたLimit Theoryの様にクラウドファンディング後6年をかけて失敗する様な話題性の有る物は、それなりの意味は有ったと考えています。本人達にとっては散々なケースも有るため、笑えない結末ですが…。

Limit Theoryの開発終了について

容易に達成できない目標を設定し、それに向かって努力しろ

結局のところ、Kickstarterの言いたいことはここに集約されます。

ただ30日程の限られた期間でホームランをいきなり放つのはやはり厳しいです。今の僕は細かいキャンペーンを適時公開して興味を持ってくれるユーザーとのコミュニティの形成に重点を置いています。そういう下積みが無い状態ではホームランも打ち様が無いのがクラウドファンディングです。

これは僕に限らず、「このキャンペーンのクオリティ凄く高いのに、めちゃくちゃ苦戦してる…」ということはクラウドファンディングではしょっちゅうです。

勿論一発の大きいホームランも非常に魅力的では有りますが、そこに到達する前のファールや空振りも振らせて欲しいな、というのが正直な感想です。