シルクスクリーン

手刷りTシャツ動画シリーズを始めました

シルクスクリーン印刷

こんにちは、MOSです。
UnderPowerMotorsのYouTubeチャンネルで新しい動画シリーズが始まりました!
シルクスクリーンを利用したTシャツDIYを解説する新シリーズです。

動画ではシルクスクリーンがメイン

チャンネルへ移動する

まずチャンネルはこちらです!

今までこのブログでは熱転写シートを使ったTシャツ作りを主に解説してきました。YouTubeではそこから更にもう一歩進んでシルクスクリーンを使ったインク転写にチャレンジします。

ここが今までと変わる

今まで使ってきたのは熱転写シートをアイロンでプリントする方法。熱転写シートはアイロンで溶ける糊が塗布されたウレタンシートで、自分で1枚のシートを裁断して柄を作ります。

このブログでは主にロゴを切ってTシャツに転写していました。

この熱転写シートはラッピングで使ってきたカッティングマシンなどの設備をそのまま使えるので非常に作りやすく、サイトコンテンツのバリエーションとして最適でした。

しかし今回のシルクスクリーンでは既存設備はほぼ使えません(プリンターくらいは使える
印刷に使うのはポリエステルやナイロンで出来たスクリーンとインクです。
制作のノウハウもほとんど無い状態でゼロスタートの状態で始めます。

シルクスクリーンとは?

シルクスクリーン

シルクスクリーンはメッシュ生地にインクを通すところと通さないところを作って柄を印刷するステンシルの親戚の様な奴です。

もし個人でTシャツにプリントするなら、熱転写シートかシルクスクリーンが現実的な選択肢ですね。

インクを使って印刷する分、熱転写シートよりも生地への馴染みが良く、着心地が良くなります。また1mm以下の細線の描写も可能で、イラストや写真など細かい作品を印刷したい場合はこちらの方が良好な結果を得られます。

今まで作ってきたイラスト素材は熱転写シートでは細かすぎて裁断できないので、シルクスクリーンを使って印刷することにしました。

ちなみに、日本はこの技法の発展にかなり貢献しており、各地に印刷屋さん、製版屋さんが存在します。インクを変えれば水と空気以外は定着させられる為、現在でも衣料品から工業製品まで広く利用されている技法です。

シルクスクリーンでTシャツを作る上での難点としては、

・インクで汚れる
・材料が格段に増える
・スクリーンの制作が難しい

と熱転写シートに比べて難易度は数段高くなります。特に切りくずをゴミ箱に捨てるだけの熱転写シートに比べると、インクの清掃は結構面倒な部分です。

趣味として長期的に取り組むなら良いですが、1回限りで数枚作るだけなら、ちょっとコストパフォーマンスが良くないですね。

設備は一から作った

シルクスクリーンの制作ステップは大きく3つで、画像データの作成→スクリーンの製版→生地への印刷と進みます。

画像データの作成はPCが普及した現在では比較的誰でも出来ます。しかしその後の製版と印刷は専用設備が必要です。そこでDIYで一から作ることにしました。

露光機のDIY動画はこちら

まずスクリーンを焼き付ける露光機は木枠を組み立て、ブラックライトを配置することで完成しました。この製作の様子も動画で公開しています。

この露光機はその後出力を2倍にしたり大型化したりしましたが、現在でもこの原理で制作しています。

スクリーンの焼き付けには主に紫外線を使うので、ブラックライトやケミカルランプが有れば自宅でも焼き付けることが出来ます。太陽光で焼き付けることも出来ますが、一瞬で焼き付くので僕は洗浄後の追い露光でのみ使っています。

ここがこだわり

こだわりのポイントは全行程を手作業で進める手刷りTシャツであること。

今はぶっちゃけTシャツの制作を外注するサービスが数多く存在するので自分で作らなくてもインターネットで簡単に発注できます。ただし、実際の印刷は多くの場合、インクジェットプリンターを使用しています。

実際インクジェットプリンターの方が色の自由度が高く、精度良い上に小ロットに対応しやすいので、個人の製作には適しています。

僕は敢えてシルクスクリーンで1点1点を手刷りすることで独特のかすれやムラ、インクの発色を追求していきたいと考えています。

既にいくつかを公開中

装甲×少女のクゥでTシャツを作りました!

実はこの記事に先行して既にいくつかの動画を公開しています。

このジャンルがどこまで伸びるか僕自身もあまり自信が無かったのでとりあえずお試し投稿でしたが、予想以上に高評価や再生数が伸びているので、今回正式なコンテンツとして格上げすることにしました。

秒速で1000人を超えてきた

YouTubeにシルクスクリーン動画を投稿したのは7月の終わり頃です。正直、僕は動画コンテンツの制作にそれほどリソースを割いてこなかったので、この時UnderPowerMotorsのチャンネル登録者数は400人くらいでした。

今までもバイク動画を投稿したり色々動画を作ってきたのですが、反応の良いコンテンツが見つからず、結局ブログに専念してきた経緯があります。

しかしシルクスクリーン関連の動画は比較的ユーザーのレスポンスが良く、9月が終わる2ヶ月間で1000人の壁を越えてきました。

年内1万人が目標

スピード感を持ってやっていきたいので、年内に1万人の壁を越えたい!と今は考えています。

というかYouTubeはチャンネル登録者数が増える度に機能がアンロックされていくので、力を入れていくならどうしても登録者数を追っていく形になります。

2019年ももうあまり時間がありませんが、年内に1万人を目標に頑張ります!

とはいえ月1枚くらいしか出来ない…

チャンネル登録者増やしたいからめっちゃ投稿したろ!と言いたいところですが、シルクスクリーンの制作は実際かなり難しいです…

超時間のかかったシルクスクリーン印刷の様子はこちら

これとかは動画としては5分にまとまっていますが、実際の制作は3週間くらいかかりました。制作に慣れて徐々にスピードアップしてきていますが、現状月1本何とか作れる…くらいの制作ペースです。

僕は動画のネタとして全部作っていますが、実際は全工程を自分で作るのは大変なのであまりおすすめできない…。

どうしても制作がゆっくりになるため、年内には後3本出来ればいいなぁ、と考えています。

出来た物はcampfireやKickstarterで販売

装甲×少女Tシャツ

シルクスクリーンの制作を通じて完成したTシャツは国内だとcampfireやMakuake、海外ではKickstarterを通じて入手できる様にする予定です。

過去作についてはPixiv FANBOXやPatreonから注文できるようにしたいな、と考えています。

最後に

というわけで今後はブログに平行してYouTubeへの動画投稿も行っていきます!勿論制作の裏側をブログに合わせて掲載していくので、こちらも変わらず更新していく予定です。
10月分の動画の制作も進めていくので、チャンネル登録お願いします!

YouTubeチャンネルはこちら