アバルト

【DIY】アバルト595のバルブ交換は一筋縄ではいかなかった件

アバルト595

こんにちは、MOSです。

僕の乗っているアバルト595のヘッドライトバルブが寿命を迎えました。ヘッドライトバルブの交換というと、オートバックスなどでも工賃が一番安いメニューに設定されていますが、アバルト595の場合はちょっと厄介な作業でした。

寿命を迎えると急に赤みが増す

アバルト595が純正で使用しているHIDバルブは、寿命を迎えると本来の白さから急に赤みがかった色に発光します。なので片方だけ異常に赤くなったら、そちらのバルブはもう寿命なのだと解釈することが出来ます。

これは発光時に左右の色味が大きく異なるため、素人目にも不調なのが比較的わかりやすいです。

バルブそのものは交換可能

この世代のアバルト595のヘッドライトバルブは、フィアット500と異なり基本的にHIDバルブ仕様になっているため、交換はディーラー推奨という扱いになっています。

後述の通り、車両の構造上の問題で簡単にヘッドライトバルブにアクセスすることが出来ないので、ディーラーでの交換というのが一般ユーザーには理に適っていると思います。
ただし、ヘッドライトユニットにアクセスできれば交換そのものは5分で出来る内容となっています。

アバルト595のエンジンルームの余裕の無さが問題

バルブ交換そのものは簡単、なのにアバルト595でそれが出来ない理由はエンジンルームの構造にあります。

アバルト595はフィアット500のボディにパワフルな4気筒エンジンを詰め込んだ都合上、スペースに余裕が殆どありません。

アバルト595

通常なら、ヘッドライトの裏からバルブにアクセスできるのですが、アバルト595の場合はヒューズボックスやバッテリーと干渉してしまい、ヘッドライトユニットの裏蓋にアクセスすることが出来ません。

カバーは4点のネジで留められているのですが、ラチェットなどを駆使してもどうしても外すだけのスペースが無い、という難しい構造になっています。

バルブ交換にはバンパー脱着

アバルト595

裏側から交換が出来ないため、アバルト595ではヘッドライトの整備はフロントバンパーを一度外して、ヘッドライトユニットそのものをごっそり取り出すという作業になります。
バルブ交換そのものは簡単なのですが、そこまでの作業が長くて面倒、という奴です。

交換用に買ったのはインターネットでも評判の良いfclさんのHIDバルブ。

純正と同等形状なので特に加工の必要は無くポン付けすることが出来ます。保証期間も1年有り安心感が高いのですが、正直バルブの取り外し作業は前述のとおり手間が大きいのであまりやりたくないです…。

ちなみに装着時は発光テストも兼ねて数分の空焼きをおすすめします。表面の油分が蒸発してヘッドライト内部の汚れを防止します。

番外:フィアット500の場合

こういう感じでバルブ交換が面倒なアバルト595ですが、ベースになったフィアット500の場合はもう少し事情が違って、エンジンルームの隙間にもう少し余裕が有ります。

更に純正ハロゲン仕様なら交換品のコストも安いのでアバルト595ほど苦労は無いです。