SHOEI

Z-7 (SHOEI)

SHOEI Z-7

先日からスピーカーテストに使用しているSHOEI Z-7のレビューをまとめておきたいと思います。価格的には高級機に分類されるので中々手が出ませんが、やはりこのくらいの価格のヘルメットが使っていて安心感が有るというか、ツーリング中も快適です。

コンパクト&ライトウェイト

SHOEIのHPでも謳われていますが、Z-7のコンセプトは「コンパクト&ライトウェイト」です。見た目もプレミアム路線のGT-airに比べるとかなりスマートで無駄の無いフォルムをしています。そのため、実際に手に持ってみるとかなり軽量な仕上がりになっているので驚かされます。「これ内装しっかり入ってるのかな?」と感じるほど軽いです。高級機なのに軽過ぎてやや不安になる程の軽量振りですから、当然長時間のツーリングで使用した時に首や肩の疲労が少なくなります。

また、後頭部にかけて切り上がる、エアロを意識した大胆なデザインになっており、ルックス面も上々です。単なる丸いヘルメットと明確に差別化されており、購入したライダーの所有感を満たしてくれます。SHOEIは空力に関して、積極的に性能を主張していますが、ヘルメットの空気抵抗が減少するとライダーは頭を振られないので非常に快適に走行することが可能です。特にリフトし辛い上質なフルフェイスは高速道路でも安心して使用することが出来る優れものですから、ロングツーリング派には十分な投資価値が有ります。

装着感は意外に緩め

Lサイズの他社製ヘルメットに比べると、Z-7はほどほどのフィット感です。スポッという感じで軽く頭が納まります。流石にSHOEIなので走行中にヘルメットが動いてしまうということはありませんが、ギュギュッとヘルメットの中に頭を押し込んでいくタイプとはちょっと雰囲気が違います。そのおかげでヘルメット内部にスピーカーやマイクを入れても苦しく無いのがいい所です。逆に密着感を重視されるなら、AraiAstro-IQがかなりそれに近いです。

防音性は同価格帯のArai等と比較しても十分な物を持っています。走行時の風切り音も少なく、風の強い日でもヘルメットが風を受けてふらつく様なことも有りません。空力性能という点ではしっかり作られている印象です。

スピーカー装着に最適化されている

 

SHOEI自身も自社HP上で宣伝していますが、Z-7は耳部分のウレタンを簡単に外せる様になっています。ペラペラのウレタンを取り除いたスペースには、スピーカー装着に丁度良いスペースが設けられているため、後々のインカム購入時に大活躍します。サウンドテック等、社外品の高音質スピーカーを設置することも可能です。ウレタンを取ってしまうとヘルメットの防音性を損なってしまう様に感じますが、このウレタン無しの状態でもZ-7は十分過ぎる防音性を持っています。

また、Z-7は内装が全てボタンで止まっているタイプなので外すのも容易です。スピーカーの設置のみならず、定期的な洗浄もらくちんですね。

カラーバリエーションも豊富

無地塗装のモデルだけで6色用意されています。白黒シルバーのベーシックなカラーから、イエローなどビビッドなカラーリングも設定されていますので、色で遊びたい方にも最適です。

メーカーから販売されているペイントモデルも豊富にラインナップされています。Z-7はSHOEIの全ラインナップ中、特にペイントモデルが多いので、派手さが欲しい方の要求にも応えてくれます。

レプソルホンダのマルク・マルケス選手のレプリカモデルも発売されているので、レプソルカラーのホンダバイクと合わせてみてはどうでしょうか?サーキットではMotoGPライダー気分を味わえそうです。

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