1000cc~

R1200R (BMW)

BMW R1200R

今日はBMWから1169ccの大型ネイキッド、R1200Rのお話です。BMWのロードスターカテゴリーの中でも最大排気量の大型バイクになります。塊感の有る見た目で、非常に大人なデザインです。

 フラットツイン搭載のネイキッド

BMW R1200R

正面から見ると角張った異形ライトに迫力有るフォークが今時のネイキッドといった感じです。R1200RS同様、テレスコピック式の倒立フォークを採用しています。ダイナミックESA(Electronic Suspension Adjustment)の採用で、路面からの入力に対して、減衰特性をECUがフレキシブルに操作してくれます。ライトの上に貼り付けた様なメーターが素っ気無く付けられています。シート高760mmとかなり低めに設計されており、小柄な方にもマッチするサイズになっています。ハンドル高はバーハンドルの為に高く、ネイキッドらしい適度に快適性の有るポジションとなります。231kgと1200シリーズの中では最も軽く、取り回しもしやすいモデルです。

ロングツーリングのサポート機能としては、クルーズコントロールを標準装備しており、高速道路やバイパスで高い速度を維持する際に役に立ってくれます。グリップヒーターやバッグを取付けるキャリアも用意されていますから、積載性の拡張も問題ありません。

 

BMW R1200R

エンジンは他の1200シリーズ同様、水平対向2気筒エンジンです。水平対向エンジンから、ぐるっと車体下を覆うようにエキゾーストパイプが伸びています。125馬力/7750回転と十分なエンジンパワーが有り、多くの人が大型バイクに期待する強烈な加速感を体感できます。DTC(Dynamic Traction Control)を搭載したことで、ハイパワー車のアクセル操作に慣れていなくても、過度なホイールスピンはバイク側で抑える仕組みになっています。プロライダーの様にリアタイヤの細かなグリップを体で感じることが出来なくても、横滑りを防ぎ、確実に車体を前へ進めることが出来ます。逆に非常に加速が強くフロントが浮いてしまった場合も、出力を絞って安全に着地する様に制御が入ります。コーナーへの進入、脱出の際のシフト操作にはギアシフトアシスタントProを搭載したことで、クラッチ操作を省くことが可能です。

フレームはスチール製のトラスフレームで、網の目の様に繋がったフレームは視覚的なアクセントになっています。また、リアホイールの駆動にはシャフトドライブ方式を採用する等、パッケージ全体でスペシャリティ感の強い設計です。エネルギーの伝達ロスの少なさ、シャフト自身の耐久性の高さ、メンテナンスフリーな使い易さ、高い静粛性が同居しています。

直列4気筒エンジンのビッグネイキッドは数多く存在しますが、水平対向エンジンとなると選択肢はグッと限られてきます。その中で、ネイキッドバイクのスタイルが好きな方はこちらのR1200R、カウル付きでより快適性も欲しい方はR1200RSという選択肢も用意されています。

 

BMW R1200R

カラーは3色展開ですが、それぞれ個性がはっきりしており、渋めの黒から上の様な白と赤のカラーリングも設定されています。高級感漂う黒も素敵ですし、より派手さとスポーティさを求める方にはこちらのカラーも面白いですね。イタリア車の様な視覚的刺激が強めの配色になっています。

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