600cc~

Z900 (カワサキ)

Z900

カワサキのZシリーズに新しく追加されたZ900。軽量な新型フレームと、大排気量の4気筒エンジンを搭載した新しいストリートファイターです。

大胆に軽量化されたZシリーズのニューモデル

スタイリングはどちらかというとZ800の面影を感じさせますが、ボリューム感の有るタンク等Zシリーズに共通する要素が多数盛り込まれています。

サスペンションはフロントにφ41の倒立フォーク、リアにホリゾンタルバックリンクサスペンションを搭載しています。どちらもフルアジャスタブルになっているので、ライダーの好みに合わせてコンフォート寄りにもスポーツ寄りにも調整が可能です。ホイールは前後17インチ、タイヤサイズはフロント120/70-17、リア180/55-17となっています。

ブレーキには、フロント300mmのダブルディスク、リアに250mmのシングルディスクを使用されます。特にフロントはキャリパーも4ピストンになっており、強力な制動力を発揮してくれます。ブレーキのアシスト機能としては、KIBS (Kawasaki Intelligent anti-lock Brake System)が搭載されています。ハードブレーキング時のスロットル開度やエンジン回転数を基にブレーキの液圧を制御し、短距離での減速、ホイールロックの回避は勿論、リアホイールのリフトといったブレーキングにおける諸々の現象を上手に抑えて安定性を向上します。前後連動ブレーキのK-ACT ABS(Kawasaki Advanced Coactive-braking Technology ABS)にも対応しており、どちらかのホイールがロックしてしまう前に前後の液圧を制御して安定した状態を保つ仕組みです。

 

カワサキ Z900

ライダー視点ではこの様なデザインになっています。メーター周りはネイキッドなのでシンプルですが、タコメーターとその中心のデジタルのスピードメーターが上手くスタイリッシュな雰囲気を演出しています。ポジションは適度にアップライトな為、長時間の乗車でも首や腰への負担は少ない設計です。

 

カワサキ Z900

エンジンは948ccの4ストローク水冷並列4気筒。ボアストロークは73.4×56mm、圧縮比は11.8:1となっています。最大出力は125馬力/9500回転と、Z1000とZ800の丁度中間くらいの数字ですね。ただし車両重量は210kgと大型のZシリーズの中では一際軽い為、加速力はZ1000にも負けないものを持っています。ホイールベースも長めに設計され、しっかりとした安定感の有る車体です。シート高は795mmと日本人でも大丈夫な低めの数字です。兄弟の中でも一際軽く、またシートが低いというユーザーフレンドリーなマシンです。シフトダウン時のバックトルクを逃がすアシスト&スリッパークラッチもしっかり装備しています。フレームはハイテン鋼を用いたトラスフレームになっており、カラーリング次第ではフレームも鮮やかな緑に彩色されます。カワサキの2017年モデルでは大胆な軽量化が施されたモデルが散見されますが、このZ900も大排気量ながら適度な軽快さを楽しめそうです。

 

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