クラウドファンディング

2017年はヘルメット用のステッカー作ります

ヘルメット用のステッカー

UnderPowerMotorsの今年最初のプロダクトはヘルメット用のステッカーを制作しました。GPライダーの様にヘルメット上部にグラフィックを追加出来る様になっています。前傾姿勢を保って走行する大型SSやスポーツネイキッドユーザーの写真映りを良くするアイテムです。

イメージソースはMotoGPから

ヘルメット用のステッカー

ヘルメットのペイントに拘りを見せることではヴァレンティーノ・ロッシ選手が一際有名ですね。その他にもダニ・ペドロサ選手の『侍』と大きく書かれたヘルメット等、各ライダーのレプリカモデルは定期的に販売されています。非常に深い前傾姿勢でライディングするMotoGPライダーの場合、ヘルメットの頭頂部が写真に写る機会は多く、何かしらユーモアの効いたペイントを施すことが多いですね。今回はこうした小ネタを簡単に仕込めるアイテムとして仕上げました。

低コストで施工出来る

最良は勿論しっかりとした予算を組んでオールペイントすることなのですが、オリジナルのデザインを依頼したり専門業者のペイントとなるとトータルのコストも青天井で中々手が出ません。今回の物は気軽に試せるステッカータイプに設計したことで、コスト的には数段安く試すことが出来ます。また不意に破損しても貼り直して修復が可能です。勿論剥がすのも楽ですし、ヘルメットへの糊残りの少ない素材を選びました。

ヘルメットはSHOEIが使い易い

今回のステッカーの作成には手持ちのSHOEI Z-7をサンプルに使っています。ただし、あまり大掛かりなエアロパーツが無く、フラットな面が多ければヘルメットは何でも構いません。勿論フルフェイス以外にジェットヘルメットやシステムヘルメットに使用することが出来ます。

 

特にSHOEIは比較的ツルッとしたタイプが多く、他にはQWESTやX-Fourteen等が向いているのを確認済みです。ツーリングライダーに人気のGT-airに関しては凹凸が大きく複雑な為、大判サイズのステッカーを綺麗に貼るのはちょっと技術と慣れが必要です。試作に当たり、OGK等他の物でも合うことを確認しています。特定のヘルメット専用には作っていないので、どのメーカーの物に貼ってもOKです。

 

ただしArai製ヘルメットはエアロパーツの突起が多く、広い面積を確保し辛くなっています。RX-7X等は典型的な例で、無理に貼っても歪みが出てしまい、今回のケースでは不適です。Arai用はまた別の形で実現出来ると良いですね。高級機ほど空力を重視して形状が複雑になりますが、カスタム用なら出来るだけなだらかなフォルムの物がおすすめです。

ヘルメットはステッカーを貼る場所としては難しい

公開前に事前に試作品を発注しているわけですが、このサイズになると一般的なステッカーの素材では皺無く綺麗に貼るのはかなり困難でした。そもそも平面に印刷されたステッカーを曲面に貼るわけですから、頭頂部を広くカバーするのは簡単にはいかないでしょう。予備知識無くサッと貼れるのは10cmくらいまでが現実的な限界範囲です。ただそれでは希望のサイズに対して小さ過ぎる為、痛車関係のラッピングを委託している所と相談し、素材をより伸び易い柔軟な物で指定しています。複雑な3次曲面で構成されるヘルメットは、やはりステッカーを貼るには条件的に厳しい様です。

上記の試作品ではARLON製のカーラッピングシートを使用しました。これは非常に柔軟性に優れた素材で、特に予備知識無く簡単に施工することが出来ます。自然に空気が抜ける様になっており、気泡がステッカーの裏に残りません。またヘルメットの曲面や細かな凹凸にも追従します。極薄素材の為、熱で暖め易くドライヤーくらいの火力で十分柔らかくなってくれるのが特徴です。業務用のヒートガンだと火力が強過ぎるくらいです。その分コストはステッカーとしてはかなり高めになっています。

バリエーションも鋭意製作中

試作作業は完了したので、現在他にも数種類並行して制作作業を行っています。恐らく1月末くらいには全て出揃うと思うので、その際にまたプロモーションをかけたいと思います。今回いち早くイラストを送って頂いたジッツさんを始め、Razi_さん等このブログでお馴染みのメンバーの作品が出揃う予定です。