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カートのヘルメットはAraiで決まりだと思うこれだけの理由

こんにちは、MOSです。

カート用のヘルメットは選び方も含めてあまり情報が無いので、僕自身の経験も含めてちょっとだけ書いてみました。といっても内容としては”国内ではArai一択じゃない?”というものですが、そう思った事情を含めてまとめています。

Arai派でない僕もおすすめ

まずオートバイに乗っていた頃から、僕はいわゆる”Arai頭”ではなかったので、SHOEIとかシューベルトを使っていました。

しかし、四輪用ヘルメットに関してはこれらのメーカーは選択肢に乏しい、というより現状広く普及している国産メーカーはAraiくらいのものです。
ちなみに四輪用でもAraiのフィッティングの傾向は二輪用とそれほど変わりません。

ユーザー数が圧倒的に多い

周りを見ると、四輪用のヘルメットをちゃんと買って乗っているユーザーはほぼAraiです。”ちゃんと”と書いたのは、カートに関してはローカルレースレベルではオートバイ用のフルフェイスで走っている方が結構多いからです。

四輪用は価格が高い割に装備が貧弱で、カラーも白しか選べない、と二輪用の豊富なラインナップとコストパフォーマンスの良さに適わないのが現状です。これはやはり販売数が桁違いというのが大きいです。四輪ではモータースポーツをやりたいドライバー以外は、中々ヘルメットまで買う必要が無いからですね。

その辺りを踏まえてもAraiが90%以上、という感じです。スパルコやOMPからもヘルメットが出ていますが、正直在庫具合や日本人の頭に合ったフィッティング、クオリティも考えるとAraiというのが順当な選択肢になってきます。
…これを書いている僕はBELLのヘルメットを使っていますが、正直他人と被ったことは無いです。

ユーザー数が多いヘルメットを使っていると、シールドの貰い物とか思わぬ副産物が有るので、皆と同じヘルメットというのは一定のメリットが有るように思います。

内装を外せるハードルが低い

今、僕がカート用ヘルメットを選ぶ際にポイントとしているのが、内装が外せるかどうかです。正直、空力よりも優先度は高いです。

年間シーズンを戦っていると、雨のレースというのはどうしても発生します。カートは車両の構造上、ドライバーが剥き出しになるので混戦時や水たまりを越える際に泥水を被ることは避けられません。ヘルメットの内部まで泥水が浸水するため、ウェットレース後はしっかり洗いたい…と思ってもパッドが外せないとそれも難しいです。衛生面も考えると頬パッドくらいは外せる方が絶対に良いです。

更にAraiはほぼ全てのモデルで頬のパッドが外せるのも高評価のポイントです。四輪用のヘルメットは内装のパッドが全て接着されている場合が有り、僕のヘルメットもこのパターンで頬部のパッドすら外せません。二輪用で同価格帯ならフルシステム内装が当たり前なのに…と思うのですが、結構こういうのは多いです。

ちなみに頭頂部のパッドはシェルにウレタンパッド1枚が直づけという超シンプルな構造になっています。でもこれはちょっとシンプルすぎるように思う…。

カートヘルメットが欲しいならAraiで良いよ

という感じで、他人から”カート用のヘルメットってどこが良い?”と聞かれたら、”Araiで良いよ”というのが現状の僕の意見です。
スパルコなど、安価なヘルメットも出ていますが、後々のことまで考えるとAraiを買っておくのが一番安心だと思います。もしカートを辞めても、Araiのヘルメットは結構なお値段で売却できるというのもポイント高いです。

そういうわけで、実際に買うのはArai SK-6が有力になってくると思います。ジュニア用だとCK-6Kでしょうか。

シールドなどのオプション品は海外メーカーに比べてちょっと安くて助かります。この辺りの価格設定もAraiがおすすめな理由です。ある程度使ってくるとスモークやミラーのシールドは絶対欲しくなってくると思いますので。