バイク用品

ゼロウォーターで良いからコーティングしてあげて欲しい理由

今日は降り続いた雨の為に路面はぬかるみ状態。地元を流して帰ってきましたがバイクもかなり泥だらけの有様でした。新車で購入したYZF-R15、本当はもっと早くに施工しておくべきだったのですが、本日はゼロウォーターで簡単なコーティングも施すことにします。

簡易コートでも汚れ防止効果は確か

一応説明させて頂きますと、ゼロウォーターは簡易コーティングに分類されるアイテムで、主に洗車の後の仕上げにワックス代わりに使う物です。施工はスプレー塗布になりますので、初めての方でも簡単です。イメージとしては、ファブリーズを吹く感じです。

正直言って艶に関しては同社製ワックスに比べて見劣りしますが、コーティングの効果で期待できるのは艶よりもむしろ防汚効果、その観点で見るとこのゼロウォーター、結構有りです。

洗車後に塗布すればOK

個人レベルのコーティングならこの手軽さもかえって万人向けだと思います。家族や友人にも積極的に勧めていますが、誰でも使える割に効果の実感できる商品です。これで車体のクリア層に+1くらいの艶を与えてくれます。単純な艶ならワックスを選んだ方が+4くらいまでいけるわけですが、それでは何故コーティング剤を使うのでしょう。

それはワックスはどうしても汚れを吸着してしまい、艶が長持ちしないからです。また汚れを吸着するということは次の洗車が大変ということでも有ります。感覚的にワックスを使っていくなら2週間に1回の洗車は必須です。黒の塗装なら1週間に1回ほどで洗車しなければ艶の劣化が顕著です。ただし頻繁の洗車が可能ならワックスの方が確実に艶を出すことができます。

対してゼロウォーターに代表されるコーティング剤は艶こそそれなりですが、汚れを弾く効果が有るので、次の洗車が楽になる傾向が有ります。あまり洗車に手をかけたくない方、時間の都合が取れない方にはコーティングをおすすめしています。

コーティング剤でも艶が欲しい方は2液タイプのコーティング剤が強度などの点でお勧めです。もしくは業者に依頼するのも手です。プロの仕事なら塗りムラなどつまらない失敗も当然有りません。

施工前には鉄粉等を落とす

簡易とはいえ、塗装の上からコーティングするわけですから、下に汚れが残っていては意味が有りません。少なくとも、最初の1回目は鉄粉などしっかり落とすことをおすすめします。ワックス等も同様です。これらはケミカル類を使えばあとは根気でかなりの部分を除去することが出来ます。また、ゼロウォーターは簡易コーティングのため、確かに落ち易い部類ですが、ムラになると意外に剥がすのは厄介です。丁寧な作業が艶を長持ちさせます。

施工後の艶はこんな感じ

ゼロウォーター

ざざっと施工した後の写真です。

今回はピッチタールが多めだったので、ある程度下地作りを行いコーティングしました。汚れの上から被せても閉じ込めるだけなので、たまのコーティングなら鉄粉の除去やコンパウンドによる研磨等、徹底的にやるのも手です。まだ新車のボディなので、そこまで差が出ませんが、ある程度予防することで表面の傷や劣化の進行に対処することが出来ます。

今回コーティングを施工したおかげで泥汚れ等が確実に落としやすくなります。使い出すと洗車の手間がだいぶ低減されるので所有する本人がかなり楽になります。虫の死体等シミになる汚れ、アンダーカウルの頑固な泥汚れにも威力を発揮するので、風を受ける前面部や足回りだけでも塗っておくとこれからのシーズンは特に良いでしょう。

今回の場合、白の部分の汚れは出来るだけ落としておきたいので、コーティングは維持管理上ほぼ必須です。最後に予断ですが、YZF-R15はちょっと塗装弱そうです…