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5月は虫が増えるシーズンなのでヘルメットクリーナーが必要不可欠な件

ヘルメットクリーナー

気温は暖かく、裸に肩パッドで乗っても寒くないライダーのシーズンがいよいよ到来しました!しかし気温の上昇に伴って出てくるのは何も冬眠から目覚めたライダーに限らず、大量の羽虫も道路上を飛び交っています。走行中に大物がバチンッ!とヘルメットにぶち当たる時は、「フルフェイスで無ければ即死だった…」とヒヤリとさせられる瞬間です。半ヘルメット派は大丈夫なのでしょうか…。

特にシールドが汚い…

ヤマルーブ ヘルメットシールドクリーナー 100ml

前置きが少し長くなりましたが、虫が増えるにつれ、ヘルメットの汚れも劇的に増加します。透明樹脂で作られているシールドの汚れは特に目立ちやすい箇所です。虫の体液は非常に頑固で中々取れない上に、へばりつく面積が広く視界を大幅に悪化させます。ヘルメットの塗装を痛める原因にもなりますから、特に白いヘルメットの方はこれから定期的なケアが必要になってきます。

そこで今回はヤマハのシールドクリーナーを使用し、頑固な汚れを落としていきたいと思います。

ヘルメットを用意する

ヘルメットクリーナー

今回の実験台です。大きめの虫が数回直撃しており、シールド部分の汚れは特にアレです。また細かい塵も堆積しており、一言でいうと「凄く汚い」状態です。早速この汚れを落としていきたいと思います。

 

ヘルメットクリーナー

一通りクリーナーをかけた結果、大分汚れが目立たなくなりました。深い傷は勿論クリーナーでは消せないので、今後傷が目立つ様になればシールドの交換となります。このクリーナーの主成分はアルコールと界面活性剤になっており、洗浄力としてはまぁまぁ高い方です。無水エタノールをぶっかけた時よりは多少落ちるかな、と言ったレベルでしょうか。ヘルメットの塗装にも使ってみましたが、先程の成分を見てもわかる通り、塗装に影響を与えそうな強い洗浄成分は含まれていません。汚れにシュッと吹いてしばらくしてから拭き取ると固まった体液も綺麗に落とせます。溝に入り込んだ汚れも引き剥がしてくれるので、価格は1000円ちょうどですがたまのメンテナンスに使うアイテムとしては十分な性能だと思います。

一応補足させてもらうと、ヤマハからはヘルメットの塗装部分専用のクリーナーも発売されています。シールドクリーナーとの違いはこちらは光沢成分としてシリコンオイルやカルバナ蝋が入っていることでしょうか。シールドクリーナーは本当に洗浄成分しか入っていない感じですので、磨いた後の艶を重視される方はこちらがおすすめです。

今後内装が汚れてきた場合は

今回は内装の洗浄は行いませんでしたが、これから6月7月と夏に近づくにつれ、汗の量が増え、ヘルメット内の衛生環境が悪化することが予想されます。普段のケアはファブリーズ等の消臭剤の散布で対処可能ですが、より深刻な汗のにおいが染み付いてしまった場合は、内装を一旦ヘルメットから剥がして洗濯することをおすすめします。内装はウレタンのスポンジでできていますから1日の天日干しが必要です。その際に太陽光線で殺菌も同時に行われるため、一石二鳥というわけです。

使用する洗剤は可能ならば無香料の物を使いましょう。ヘルメット内は密閉空間のため、柔軟剤の強い香りが充満してしまいます。衣服から仄かに香る分なら大丈夫ですが、ヘルメットの内装に使用すると確実に気分を害する結果となりますから、注意してください。勿論自分の頭部にフローラルな香りを付けたい方は敢えて香りの強い物を洗濯するのも有りです。