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WR250X / WR250R (ヤマハ)

2016年6月4日

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ヤマハ WR250X / WR250R
Illustration by 浜田遊歩

250ccの中でもオーバークオリティな作りで異彩を放っているWR250Xと250R。どちらもヤマハが本気で作りこんでおり、250ccらしからぬ高額さから注目の的になっています。メーカーのこだわりを強く感じる、稀有なモデルですね。

目次

  • 1 WR250X / WR250R 2007-
  • 2 WR250Xに乗ってきた
      • 2.0.1 関連記事

WR250X / WR250R 2007-

ヤマハ WR250X / WR250R

このクラスのオフロードバイクは、ホンダやカワサキからも発売されていますが、ヤマハは初心者向けなセロー250/XT250Xと、パフォーマンスモデルのWR250R/Xを持っています。基本的にはオフロードに行きたい人はWR250R、オンロードオンリーの方はWR250Xがおすすめです。もしたまにでもオフを走りたいならRモデルの方が便利でしょう。

下位モデルが別に有る為、WRシリーズの中身はかなり走行性能に振った物になりました。中でもエンジンはバルブにチタン、シリンダーヘッドカバーはマグネシウムと使い分けて軽量化、ボアストローク比も77.0×53.6mmと他のどのライバルよりもショートストロークに設計しています。ピークパワー31馬力を10000回転で発生させる、単気筒としてはかなりの高回転型エンジンです。鍛造ピストン、メッキシリンダーと随所にコストがかけられています。ミッション周りには、WRユーザーがハードに使用することを想定し、250ccには珍しいミッションシャワー機能を設けて、ギアにオイルを吹き付けることでミッションギアの高い潤滑性を保っています。レース等で高負荷をかけてしまう場合でも、ギアの噛り付きを防止してくれるでしょう。WR250R/Xは性能的にはモトクロッサーにもひけをとらないと言われますが、素人がオフロードで乗るには十分過ぎる程パワーも有り、速いです。これで足りない人はモトクロッサーのYZ450F辺りをどうぞ。

 

ヤマハ WR250X / WR250R

フレームは鍛造・鋳造を組み合わせ、スイングアームに至るまでアルミ製です。小型液晶のメーターは、これが良くも悪くも非常にシンプルでタコメーター等は搭載されていません。時間・走行距離・速度だけという割り切り様です。こんなにシンプルなメーター、市販車では早々ある物では無いです。

WR250RとWR250Xは基本的に同じ車体を使用していますが、エンジンのセッティングやブレーキディスク径、ホイール、キャリパー等々、微妙に異なる部分が盛り込まれており、ユーザー側で簡単に仕様変更ということが出来なくなっていますので、購入前にどちらで行くか良くご検討下さい。カラーリングは2016年モデルでどちらも迫力の有るビッグロゴがシュラウドに入る様になりました。個人的にフロントフォークの自己主張の強いWR250Rはおすすめです。オフロード車としてみたWR250Rはやはり未舗装路での非常に高いパフォーマンスを期待できますし、モタードのWR250Xは狭いワインディングでキビキビと良く走るライトウェイトスポーツとしてとても良く出来ていると思います。

WR250Xに乗ってきた

シート高は高く、足付きはやや人を選ぶ感じが有ります。幅が過去乗ってきたオフ車の中でも驚く程スマートで、跨ってしまえば何とかつま先は付くでしょう。870mmとかなり高めな数字をしています。恐らく一般的な日本人男性のギリギリのラインです。シートは安定性重視でやや固めのしっかりした物を使っています。上質さという点では今ひとつですが、ずれにくいシートで本格的に振り回すWRユーザーには合っています。丸いミラーは走行中の視認性が高く、不意に後方を確認したい時にとても役に立つ良いミラーです。

WR250Xは31馬力と250cc単気筒の中でもかなりの高出力で、特に蹴り出しのトルクが強く、フロントタイヤが浮き上がるのをはっきりと感じます。同じヤマハのセロー250ともはっきりと異なるキャラクターをしており、WR250Xのエンジンは最初からやる気満々という感じですね。0発進からわずかにアクセルを開ける間のレスポンスがとても鋭く、気持ち良い加速を見せてくれます。WRに搭載されているエンジンは高回転まで良く回りますが、ホンダのとことんスムーズな感じとはまた違い、ガンガン回ろうとする荒々しさを持ったフィーリングでこの辺りは好みの分かれるところです。オフロード系はどうしても高回転が苦手なイメージでしたが、こいつは街中でもかなり上まで引っ張ることが出来ます。

シフトフィールは実はセロー辺りとそれほど差は有りません。向こうも良く出来ているということも有りますが、カチッと硬質なシフトフィールをしています。ブレーキは効きはごく普通ですが、コントロールし易いしっかりとした手応えを感じます。

前輪のグリップ感はオンロードタイヤを履いたXは、中々の物で車重の軽さも相俟って旋回性能はかなり高く、非常に軽快感の有る曲がり方をしてくれます。WR250Xの様な軽量クラスは、とにかく車速を落とさず高いコーナーリング速度で曲がっていくことが最大の魅力です。ただタイヤのグリップ感というか接地している感触は690EDR等の方が高く、安心感が有ります。前後輪を上手く使って真円を描くように曲がるのが心地良いです。

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Filed Under: 250cc~, ヤマハのバイク Tagged With: スーパーモタード

 

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