600cc~

ストラダーレ800 (MV AGUSTA)

MV AGUSTA ストラダーレ800

MVアグスタ製デュアルパーパスのSTRADALE800。F3等に見られる菱形ライトやウインカー内蔵のハンドガード等、いかにもMVアグスタらしいスタイリッシュなルックスにまとめられています。

イタリア製3気筒デュアルパーパス

MV AGUSTA ストラダーレ800

片持ちスイングアーム、3本出しマフラー等、他のモデルとの共通点も見受けられますが、シュラウドやシート形状の変更でデュアルパーパスの雰囲気を上手く演出しています。オンオフこなすツアラーバイクとしては非常に綺麗なシルエットです。3気筒のスリムなエンジンを採用したことで、適度にコンパクトな車体になっています。

シート高はデュアルパーパスだけあり、870mmとかなり高めの設定ですね。ただし乾燥重量181kgと、リッターオーバーのモデルに比べれば軽い作りで、扱い易さは残っています。タンク容量は16Lとロングツーリングにも対応する大きめのタンクを装備しました。

 

MV AGUSTA ストラダーレ800

フロントはマルゾッキの43φ倒立フォークと320mmのデュアルディスク仕様。ブレーキキャリパーはBremboの4ピストンキャリパーをラジアルマウントで搭載します。リアはザックスのサスペンションに、220mmのシングルディスクを合わせています。サスペンションのストローク量は前後150mmと同クラスのBRUTALE800等よりも大きく設計され、石畳やフラットダートといった凹凸の有る路面でも快適性を保つ様配慮されています。

ホイールは前後17インチのアルミ製キャストホイール。タイヤはピレリのディアブロロッソ2の他、デュアルパーパスらしくエンデューロタイヤのスコーピオントレイルが用意されています。オフロード走行も視野に入れている人はこちらもおすすめです。

エンジンは798cc水冷並列3気筒。最大出力は115馬力/11000回転と、ツアラーとしては十分な出力を誇っています。2気筒に比べれば良く回り、バイクらしい高回転まで綺麗に回る吹け上がりの良さを体感して頂けます。ボアストロークは79mm×54.3mm、圧縮比は13.3:1です。この3気筒エンジンは52kgと軽くスリムで、大型バイクで多く見られる4気筒勢に対して大きなアドバンテージを得ています。

スロットルがライド・バイ・ワイヤになったことで、スポーツ・レイン・ノーマルといったライディングモード、8段階のトラクションコントロールに対応しました。シフト操作をサポートするクイックシフターはMV EAS(Electronically Assisted Shift) 2.0になり、シフトアップだけでなくシフトダウン時にも機能する優れものです。従来ライダーが行っていたクラッチやアクセルの操作をECUが補助してくれます。トラスフレームとアルミプレートを組み合わせるフレームもSTRADALE800では新設計になり、ハンドリング性能を更に向上させています。ボッシュ製のABS9Plusはホイールロックを防止する従来のABSの機能の他、ハードブレーキングの際にリアホイールがリフトすることを防いでくれます。いわゆるジャックナイフの様に大きく浮き上がってしまう前にABSが前後ブレーキの配分を整える仕組みです。

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