SHOEI

SHOEI RYD

SHOEI RYD

SHOEI独特の流線形フォルム

まず帽体はSHOEIらしいエアロフォルムで、独特なスタイリッシュな外観に仕上がっています。これまでのスタンダードモデルだったQWESTに比べると少しメリハリを抑えており、全体的に流れるような綺麗なシルエットを取っています。額のエアインテークはZ-7に近い形状に変更され、表面はよりフラットなデザインとなりました。口元のインテークのデザインも今までよりインパクトが強くなり、個人的に好印象です。購入後にラッピングやステッカーカスタムをするには非常に好都合な形状に感じます。


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走行中の装着イメージがこちら。SHOEIのヘルメットはやはりシルエットが抜群にかっこよく、都会的な洗練された雰囲気が魅力です。

ベンチレーションは前二カ所、後一カ所

先ほど述べたとおり、吸気口は額と口元の二カ所。排気口は後頭部の一カ所が設けられています。
口元のインテークに関してはシールド内側に吹き込むため、曇り防止の効果も兼ねていますね。
シールドに関しては、QWESTがCW-1シールドを使っていたのに対し、RYDでは上位機種で採用されているCWR-1シールドが付属しています。窓ゴムも上面と側面を別体にした静音仕様で、この辺りはZ-7と同等の機能性を持っています。
内装はQWESTがチークパッドの取り外しに留まっていたのに対し、センターパッド、チークパッド、チンストラップカバーなど全ての内装が取り外せる構造になりました。ヘルメットの内装の裏には髪の毛や塵が入り込みやすく、夏場の汗をかくシーンでも丸洗いが可能なため、非常に衛生的です。またスピーカーを取り付ける際も内装が全て取り外せると配線の引き回しが楽で助かります。RYDにはSHOEIのヘルメットで多用されるイヤースペースが設けられているので、スピーカーの埋め込みにも便利です。

カラーは六色展開

カラーはブラック、マットブラック、マットブルーメタリック、マットディープグレー、タンジェリンオレンジ、ホワイトが設定されています。まだ発売したてでグラフィックモデルはありませんが、無地でもこれだけ用意されていれば十分ではないでしょうか。
個人的にブルーとオレンジは中々面白いカラーです。
サイズはXSからXXLまで用意されています。

価格はZ-7>RYD>QWEST

スタンダードモデルということで立ち位置としてはQWESTの後継機に当たります。ただしRYDの定価は38000円で、QWESTより少し上がり、Z-7に近づいた形ですね。今後QWESTが廃盤になると思われますが、Z-7が既に相当価格がこなれている状態ですので、しばらく両者に価格差が無い状態が続くかも知れません。
オプションはミラーシールドやスモークシールド、スペア内装に、防音性を高めるチンカーテンなどが設定されています。