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ヤマハ ナイケン NIKEN はここが凄い!!

2017年12月10日

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ナイケン MXT850 2018

トリシティに続くヤマハの3輪バイク【ナイケン】はMT-09のエンジンを使った大型スポーツバイクとなりました。二剣でナイケンという何とも活かしたネーミングの新世代バイクです。従来のスポーツバイクの常識を覆す車体は、バイク業界でも熱い注目を集める一台です。

ナイケン MXT850 2018-

ナイケン MXT850 2018

スタイリングはフロントが非常にボリューミーで目立ちますが、良く見るとシュラウドは最低限に留められており、ネイキッドバイクに近い車体であることが分かります。スクリーンもTracer系のロングスクリーンでは無く、一般にスポーツスクリーンと呼ばれるような短い物をセレクトしていますね。ウインカー内蔵ミラーもYZF-R1を参考にしていて非常にスポーティです。

車体サイズは2150×885×1250mm。横に広そうなイメージですが、意外に全幅はそこまで大きくありません。ホイールベースは特殊な車体ということも有り、1510mmと大型バイクの中でもロングホイールベースです。これはスポーツツアラーのMT-09 Tracerよりも長くなっています。車両重量は263kg有り、排気量から考えると結構な重量級バイクです。ヤマハのラインナップでも重い部類で、排気量に勝るXJR1300などより重たい車体となっています。

ナイケンがこれまでのスポーツバイクと大きく異なるのはフロントが2輪になったことでグリップ力と安定性が大幅に向上したことです。
バイクの場合、フロントタイヤは元々リアタイヤより細くグリップ力は少なくなります。加えてエンジンのトラクションのかかる後輪と比べて、前輪は後輪に押されているだけですからどうしてもコントロールの幅に限界が有ります。しかしナイケンではサスペンション形式の変更、設置面積の増加で、これまでよりもコーナーリングをより安全に楽しめるようになりました。

ナイケン MXT850 2018

タンクは18LでTracer同様の大型タンクです。ボディ形状に沿ったこのタンクは、R1を参考にニーグリップしやすく出来ており、スポーツ性能を重視した形状のアルミタンクです。

ナイケン MXT850 2018

サスペンションはヤマハ独自のLMW機構を採用しています。コーナーで車体がバンクするのに合わせてフロント2輪も追従するように倒れる独自機構で、ヤマハらしいスポーティなハンドリングを実現します。トリシティとは異なり片持ちのテレスコピックフォークが外側からホイールを支える、ヤマハがタンデム倒立式フロントサスペンションと呼ぶ構造で、4本の倒立フォークが非常に目立ちますね。この配置のおかげでナイケンではバンク角45度と大きなバンク角を実現することが出来ました。
どうしてもフロントサスペンションに目が行きがちですが、リアもフルアジャスタブルで抜かりはありません。

ホイール径は標準的なスポーツバイクと比べると少しトリッキーです。フロントは15インチの2輪、リア17インチでフロントが少し小径ホイールな取り合わせなことから、ホイールだけ見るとフロント側が少しコンパクトです。ブレーキはフロントに298mmのシングルディスクを2輪分、リアは282mmとなっています。

ナイケン MXT850 2018

エンジンは847ccの水冷直列3気筒。これはMT-09シリーズに使用されているものと同じクロスプレーンコンセプトに基づいて開発された3気筒エンジンです。ボアストロークは78×59.1mm、圧縮比11.5:1で、この辺りのスペックは兄弟機と同等です。
最高出力は115馬力/10000回転、最大トルク8.9kg・m/8500回転に設定されており、大型のスポーツバイクらしいハイパワーさを持っています。燃料を供給するFIはナイケン専用にセッティングされ、よりスポーティさを強める方向に調整されました。
トランスミッションは6速MT仕様です。ナイケンにはMT-09同様、クイックシフターが搭載されますが、ホンダのDCTの様な飛び道具がヤマハに無いのは少し残念です。ナイケンの安定性はツアラーとして使いたい方も多いと思いますし、FJRの様な電子制御シフトが有っても良かったと思うのですが。
シャーシは鋳鉄製ステアリングヘッド、スチール製トラスフレーム、それにアルミのスイングアームのハイブリッド構造で、ナイケン専用のシャーシです。

ナイケンに関しては2018年発売というのは早い時期からアナウンスされていました。既にヨーロッパでは市販モデルがお披露目されています。個人的には18年後半頃かなと予想していましたが、意外に早くデビューとなりそうです。
ヤマハの3輪バイクは免許に関して良く聞かれますが、トリシティの時代から自動二輪免許が必要です。車体を傾けないトライクは普通自動車免許で乗れるのですが、リーンさせて曲がるヤマハの3輪バイクは自動二輪免許が必要です。特にナイケンは排気量が大きい為、大型自動二輪免許の所有が条件となります。トリシティに比べると格段にハイパワーになったので、二輪免許を持たない方がいきなり乗るのは危ないです。

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