250cc~

レブル250 300 / レブル 500 (ホンダ)

ホンダ Rebel250 300 / Rebel 500

ホンダから北米市場向けのクルーザーとしてレブル300(国内仕様はレブル250)とレブル500が発売されました。北米ではハーレーに代表される大排気量バイクが人気ですが、このレブルシリーズは比較的お手頃な排気量に設計されているのがポイントです。

単気筒クルーザーのレブル250/300

ホンダ Rebel250 300 / Rebel 500

まずはレブル250の方から見ていきます。SIMPLE、RAW(未加工)をコンセプトに無駄なく男っぽさを感じる無骨なアメリカンバイクにまとめられていますね。小振りなシートや独特のタンク形状等、ここ最近のホンダのラインナップに無かった雰囲気です。シートは通常シングルシートですが、オプションでパッセンジャーシートの追加が可能です。

サスペンションはフロントにφ41の正立フォーク、リアはネイキッドらしいツインサス構造を採用しています。ホイールは前後16インチ。タイヤはワイド&ファットをテーマにフロント130/90-16、リア150/80-16とサイズにして視覚的な迫力を出しているのが特徴です。車両重量は約168kg(ABS仕様は170kg)と、このスタイルにしては適度な数字に収められています。街中での取り回しも含め、小排気量らしく持て余さないほどほどの数字です。

 

ホンダ Rebel250 300 / Rebel 500

クラシカルな丸目ライトはガラスレンズを使用することで高級感を演出しています。エンジンは249ccの水冷単気筒。ボアストロークは76mm×55mm、圧縮比10.7:1です。最大出力は26馬力/9500回転、最大トルク2.2kg・m/7750回転に設計されています。カウルの無いアメリカンなら、ドラッグスターの様にV型が美観の点から求められますが、トルクの粘り強い単気筒を選択したことで、特有の厚いトルクや強いパルス感を得ています。

北米仕様のレブル300エンジンは286ccのDOHC水冷単気筒。ボアストロークは76mm×63mm、圧縮比は10.7:1です。こちらはレブル250に比べるとストロークアップして更にトルク重視の設計です。

燃料の供給も最新のPGM-FIを使用します。タンク容量は11Lと小振りですが、このクラスの単気筒は燃費に優れているおり、レブル250で公称燃費46.5km/Lとなっています。レブルシリーズは比較的若い世代向けの商品として企画され、極端なハイパワーよりも普段使いの扱い易さを重視し、この排気量・出力になっています。価格は50万円弱に設定され、近年値段の上昇する傾向に有る250ccの中では比較的購入しやすい価格設定です。オプションも豊富でスクリーンやバッグ、12Vの電源ソケット等が設定されています。

またこのレブル250に関しては、国内仕様で300ccクラスから250ccに変更され、一番ユーザーからの支持を集め易い排気量に合わせてくれたのは嬉しい配慮ですね。VTRとも一味違うネイキッドスタイルのバイクとして2017年以降注目を集めそうです。

2気筒エンジンを採用したレブル500

ホンダ Rebel250 300 / Rebel 500

そしてこちらはもう1ランク排気量を上げたレブル500。サスペンションやフレーム等、基本的な部分はレブル300と同等ですが、直列2気筒エンジンに換装したことで、エンジン周りの密度感は大きく向上しています。小排気量モデルよりも迫力が増しており、このスタイルのバイクに求められる力強さが強化された形です。車両重量は185kgと、レブル300に比べ20kg程アップしています。

エンジンは471ccのDOHC直列2気筒エンジンです。ボアストロークは67mm×66.8mm、圧縮比10.7:1です。こちらも低い回転数からのトルクの厚さを重視していますが、高回転まで回した時のフィーリングの良さを損なわない様に配慮されています。2気筒エンジンとなったことで、エキゾーストパイプ周りに多少ボリューム感が加わり、ブラック塗装のマフラーと相俟って重厚感の有る仕上がりです。オプション品はレブル300同様、パッセンジャーシート等豊富なカスタマイズ用アイテムが揃っています。また若者向けというだけあって価格は6000ドルと抑えられています。日本円に換算すると70万円弱くらいで、国内でもこのくらいで流通すれば人気が出そうです。

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