1000cc~

TNT1130R (ベネリ)

Benelli TNT1130R

Benelliのネイキッドの中でも最大排気量のTNT1130R。下位クラスでは4気筒を使いながら、ここで3気筒エンジンを持ってくる辺り、Benelliのこだわりを感じます。

3気筒のスーパーネイキッド

Benelli TNT1130R

TNT1130Rは下位クラスと異なり、横に長いグリッとしたライトやシュラウドに埋設されたウインカー等、フラッグシップとしてデザインも大きく変えてきました。フロントフェンダーやサイレンサーにはカーボンが奢られ、スパルタンな雰囲気を加えています。

フレームは非常に滑らかな曲線を描いたトラスフレームで、見た目の印象も綺麗なフレームです。またスイングアームもこの鋼管で作られていることから、車体真横をパイプが走っているのがスタイリング的な特徴になっています。

フロントフォークはマルゾッキ製φ50倒立フォーク、リアはザックス製のリアショックを搭載しています。勿論前後共に減衰力の調整が可能です。フロントブレーキは320mmのウェーブディスクが見た目のインパクトも抜群ですね。更にBremboの軽くて高剛性なモノブロックキャリパーをラジアルマウントで装備しています。リアは240mmのシングルディスクに2ピストンキャリパーのセットです。ホイールは17インチのアルミキャストホイールに120/70-17と190/50-17のタイヤを装着します。

TNT1131Rのエンジンは1131cc4ストローク水冷3気筒。リッターオーバーの3気筒スポーツバイクというのは珍しいタイプです。ボアストロークは88×62mm、圧縮比は12.5:1です。ピークパワーで158馬力/10500回転と、他社の大排気量ネイキッドバイクに負けない高い出力を叩き出します。トルクも12.2kg-m/8400回転と非常に優秀な数字です。4気筒並みの高回転と、2気筒の高トルクの上手に両立していますね。クラッチは乾式クラッチに、シフトダウン時のバックトルクを逃がすスリッパークラッチを搭載しています。センターアップマフラーのマシンは年々減少していますから、中でもこれだけのスペックを誇るマシンは貴重な存在です。シート高は830mmとやや高めの設計で、人に寄っては足付きに不安を覚えるかもしれません。車重は231kgと重量級のバイクですが、その分馬力が充実しており、加速力は相当高くなっています。昆虫を思わせる独特のデザインや珍しい3気筒エンジン等、際立った個性も備えており、バイクマニアには非常に興味をそそられる一台です。

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