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DN-01 (ホンダ)

2017年3月29日

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ホンダ DN-01はここが凄い!!

現在はDCTを積極的に推しているホンダが、AT搭載のスポーツバイクとして制作した意欲作ことDN-01。車体名のDNはDiscovery of New conceptの略称になっており、従来無かった製品を売り出したいというホンダ開発陣の強いこだわりが感じられる一台です。

DN-01(EBL-RC55) 2008-2009

ホンダ DN-01はここが凄い!!

DN-01の開発に当たってホンダが注目したのはバイク独自のスポーティさ、先進的なデザイン、そしてATによる簡易な操作性でした。コンセプトモデルからして「ゆったり、楽に、際立つ個性と高級感」をヒントにそれまでのスポーツバイクとは異なる視点で作られています。

 

ホンダ DN-01はここが凄い!!

スタイリングはスポーツバイクとクルーザーの合わせ技、ホンダがロー&ロング+モダンオーガニックボディと提唱したDN-01特有のフォルムです。ホイールベースは1610mmも有り、このクラスとしては別格のロングホイールベースなボディになっています。見た目はいかにも大型のスポーツバイクですが、トランスミッションにはロックアップ機構付油圧機械式無段変速機HFT(Human Friendly Transmission)を採用しておりスクーター感覚でも乗れるという独特な作りになっています。

 

ホンダ DN-01はここが凄い!!

空力に優れ特許も取得したこの低く構えた流線型のフォルムは他のバイクではあまり見られないスタイルです。シートは690mmと見た目以上に低めで、直立したポジションは長時間のライディングでも疲れないように配慮されています。

ただしこの斬新なデザインの為にスクリーン位置は低く、クルーザーとして使いたい方向けに防風性を向上させる大型のスクリーンがオプション設定されています。

サスペンションはφ41mmの正立フォーク、リアショックはレイダウン式で取り付けることでより車体を下げ足つき性を向上させる他、低重心化にも貢献しています。ブレーキはフロントに296mmのダブルディスクと3ピストンキャリパー、リアに276mmのシングルディスクと2ピストンキャリパーを装備しており、足回りはスポーツバイクの要件を満たしています。ABSには前後輪が連動するホンダのコンバインドABSが採用されており、ホイールロックを抑えつつ前後の制動力を適正に保つことで最短の制動距離を実現します。

ホイールは専用に設計された5本スポークのキャストホイール。タイヤサイズは130/70-17、190/50-17です。

 

ホンダ DN-01はここが凄い!!

エンジンはドゥービルにも使われている680ccV型2気筒。最大出力は61馬力/7500回転、最大トルクは6.5kg・m/6000回転で、クルージングには十分な出力です。走行時の静粛性を向上させるため、プライマリーカムダンパーとファイナルカムダンパーをエンジンに組み込み、フレームへの固定には柔らかいラバーマウントが使用されています。排気系にはサイレンサー手前に6Lのチャンバーを備えており、走行時の排気音を抑えながらトルク特性を改善しています。

そして最大の特徴であるHFTは、エンジンパワーを伝えるオイルポンプとその力を出力するオイルモーターで構成されています。マニュアルトランスミッションと比較しても大きさがほとんど変わらず、車体のレイアウトに十分な自由度を保っています。また近年のATに使用されることの多いロックアップ機構を導入することでATでありながらエネルギーの伝達効率でもMT並みの性能を達成しました。Vベルト式のオートマチック車に比べるとバイク独特のダイレクトな操作性がより楽しめるというのもポイントです。ライディングモードも自動変速のDモード、レスポンスに優れエンジン本来のスポーティさが楽しめるSモード、それに自分で変速をコントロールする6速マニュアルモードが備わっています。

DN-01はクルーザーとして開発された為、エンジンの駆動はメンテナンスの手間の無いシャフトドライブ式を採用しています。
フレームはネイキッドなどに多いダブルクレードルフレームに、600mmのロングスイングアームの組み合わせです。右側の水平に伸びたマフラーで隠れ気味ですが、片持ち仕様でリアホイールの造形をよりストレートに見せるようになっています。

ホンダのこだわりと独自技術を盛り込んだユニークな一台ですが、逆に一般受けよりも凝り過ぎてしまった感が有ります。スポーツバイクにATを持ち込むホンダの方針は今も続いており、そういう意味で先駆け的な製品と言えます。

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Filed Under: 600cc~, ホンダ バイク Tagged With: クルーザー

 

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