ウェアラブルカメラ

2016年版:ウェアラブルカメラ16機種分のレビューをまとめました

GoPro

そろそろウェアラブルカメラで撮影を始めて丁度2年以上になるので、今まで使ったカメラ達について簡単にまとめてみます。基本的に一人で動画を撮っているだけなのですが、いつの間にか結構な機材になっていました。個々のページで更に細かいレビューを掲載していますので、気になった方はそちらも合わせてどうぞ。

何だかんだ言って初めて購入したウェアラブルカメラがこいつでした。当時の価格で1台辺り約2万円、2017年の今ならもうちょっと安く一万円弱くらいが相場です。この頃は廉価なカメラの選択肢はそれほど多くなかったので、結局3台購入しました。

1080p30fpsは今でも十分使えるフォーマットです。YouTubeに動画を投稿するならこれくらいで問題ありません。ハウジング一体型として設計されており、そのためバッテリー容量もGoProの全ラインナップ中、トップクラスに大きくなっています。フル充電状態から、撮影しっぱなしで3時間はいけます。外出先でのバッテリーの交換が出来ないことが弱点ですが、撮影時間はかなり長めで頼もしいカメラです。

惜しいのはカメラとケースが一体化されているため、破損すると替えが利かないということでしょうか。事実私の1台は脱落した際に割れてしまい、補修しながら使っています。

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見た目は上のHEROと大差有りませんが、3ボタン化、Wi-Fi対応等機能面でアップグレードされています。HERO+LCDは低価格で背面液晶を実現したモデルなので、液晶画面に魅力を感じる人に向いています。背面の液晶は撮影状況をチェックするには最適ですね。やや重量の有るモデルですが、バイクや車の積載に使うならそれほど支障は有りません。

価格も徐々に下がってきており、発売当初よりは入手しやすくなりました。スマートフォンで操作出来ないシーンでは液晶画面が大いに役に立ってくれるでしょう。

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カメラ形状が小型化されたため、従来のGoProよりも格段に使いやすくなったHERO session。特にチェストマウント等、角度にシビアな場合は縦幅の短さが地味に利いてきます。また軽いボディは振動が加わっても大きく揺れないのがメリットです。

前方投影面積のコンパクト化は、残念ながら120kmまでのスピードでは目立った効果は無し。背面液晶は無く、wi-fiでカメラと接続する仕組みを取っています。撮影モードの変更やプレビュー等、スマホの大画面を使った調整が可能になりました。このおかげで思わぬ失敗は回避出来るようになったので、特に1発撮りで撮影されている方には有り難い機能です。度重なる値下げでぐっとお買い得感が高くなり、今廉価モデルで購入するならこれがお勧めです。

もし4Kでの動画撮影に拘るようでしたら、HERO5 Sessionが4K解像度に対応しています。動画編集にはある程度ハイスペックなPCが必須ですが、フルHDと比較しても数段画質が良く、特にプロユースで使う方には4Kはおすすめです。

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HERO4は長くGoProのフラッグシップシリーズとして販売されてきました。テレビでも屋外での撮影にこのカメラが度々使われています。人気が有るのは背面液晶付きのSilverの方ですが、4K30fpsに対応しているのはBlackだけなので注意が必要です。4Kで綺麗な動画撮影を撮りたい方はBlack一択と言っていいでしょう。Silverは背面のタッチパネル液晶や価格の手頃さが魅力です。

なお、BlackとSilverのレビューは1つの記事にまとめました。

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VRコンテンツを気軽に撮影したい人に適したカメラがKodakのSP360シリーズです。私が最初に購入した360度動画対応カメラもこれでした。

正確に言うと、レンズの裏側は撮影できないので、このタイプのカメラは若干死角が残ることになります。しかし非常に低価格で360度動画が撮れるのは大きな魅力と言えるでしょう。

また、GoProに無い手振れ補正や、風切り音の少ない設計など、全体的に好印象です。バッテリーの持ちは、GoProに比べるとやや劣るレベルといった所でしょうか。残念な点としては、純正アクセサリーがGoProと比較しても割高で、ケースやマウントを揃えるだけでも結構な費用になってしまうことです。

また、ソフトウェアの作り込みも正直今ひとつです。音声や音楽との合成機能がまだ搭載されていないので、結局編集ソフトを使うことを考えると、ちょっと無駄が多いシステムと言えます。しかしYouTubeなどの動画配信サイトでVRコンテンツを流したいなら試してみても良いカメラです。

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こちらはSP360のハイグレード版、4K解像度に対応したモデルです。

サイズは無印に比べ、わずかに大きくなりました。そのためケース等も新設計になっています。コダックではこのモデルの発売に合わせ、2つのカメラを連結する方法を発表し、従来の映像で死角が残ってしまう問題を解決しました。ただしカメラ2つ分の予算が必要なので、その分割高です。

高解像度化された分、画質は向上しましたが、ファイル容量も格段に大きくなったので、メモリーカードの容量にはご注意ください。4Kコンテンツは32GBクラスではちょっと心もとないです。

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SJCAMのSJ4000は1万円以下という価格を考えれば画質ではかなり健闘しています。もし貴方がGoProは高過ぎる…という考えをお持ちなら、低価格で画質も良いカメラとしてこれが間違い無くおすすめです。そのお手頃な価格から、初めてウェアラブルカメラを買ってハードに使おうという人には最適な一台です。標準でマウントが複数付いてくる他、GoProと互換性が有る為、GoPro専用に開発された特殊なマウントを使用することも出来ます。凝った映像表現が可能になるので、意外と侮れません。

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大型の液晶や押し易いハードキー等、ハードウェア面の完成度の高さが光る一台です。この辺りは流石にリコーの製品です。アクションカメラの中でも特に堅牢に作られている筐体は、アウトドアでハードに使っても簡単には壊れません。個人的にオレンジがかったステンレス製のボディは高級感が有り、好印象です。

一方でソフトウェア面での完成度は他社に一歩劣る状況で、Wi-fiの接続を維持することが難しいです。撮影中のトラブルに繋がるので、今後その辺りを改善して欲しいですね。

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4Kの撮影モードに対応し、大幅に進化したリコーのWG-M2。204度の広角レンズは市販されているアクションカメラの中でもトップクラスです。タンクにつけて左右のハンドルの端まで映る驚きの広角カメラとなっています。

更にWG-M2ではそれまで弱点だったアプリの使い勝手も大きく改善され、SONYやGoProにも対抗出来るリコーのフラッグシップモデルとして生まれ変わりました。

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パナソニックのウェアラブルカメラは円筒状の珍しい形をしています。4KモデルのA500は、コントローラーやケーブルがやや邪魔っけですが、カメラ本体はコンパクトに収まっています。カメラを接続するヘッドバンドが付属するので、細かい作業風景を撮りたい方にはおすすめです。

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HX-A1Hは上のA500の後発になりますが、コントローラー類を配して、カメラ単独で操作出来るようになりました。

小型化を進めた結果、4Kでの撮影機能がオミットされましたが、付けていて快適なのは圧倒的にこちらの方です。他のウェアラブルカメラと比較しても抜群に軽くなっており、違和感の無さを重視される方はこちらが良いでしょう。

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HDR-AS50は2016年より追加されたエントリーモデルです。SONYのラインナップ中最廉価モデルにも関わらず、4Kタイムラプスモードに対応しておりコストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。

3万円以下の予算でアクションカメラを選ぶなら性能、高機能さでHDR-AS50はおすすめのモデルになっています。

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HDR-AS100Vは2016年現在既に旧型の部類に入りますが、画質はまだまだ現役です。ビデオカメラで実績の有るSONYが作っているので、手振れ補正など画質を向上させる機能が多数盛り込まれています。

既に中古相場もこなれており、1万円台で購入できるなら下手なカメラを購入するよりもお得感は強いです。SONY製ウェアラブルカメラはマウント類が少し高価なのが難点ですが、 後々カメラをアップデートしても使いまわせるので、SONYで通すなら負担は少なくなります。

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HDR-AS200Vは1080pクラスの主力機であり、その画質は2017年になって悪くありません。100V比3倍に強化された手振れ補正も細かい振動を吸収するのに一役買っています。

価格的にはウェアラブルカメラの中でも高級機に含まれますが、納得の画質を得たい方にはSONYのカメラはしっかりとした仕事をしてくれます。GPSを搭載したことによるデータロガーとしての機能やモバイルバッテリーで給電出来る点等、作りこみの良さも魅力の1台です。

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TECACAMHDは現在5000円弱と新品で買えるウェアラブルカメラの中でも最安価の部類に入ります。

カメラ本体はGoProをお手本に作っており、この点はSJ4000とも似た構造を取っています。GoProのマウント類は全て互換性が有り、マイナーな商品ですが拡張性は十分です。画質面はかなり劣悪で、ドライブレコーダーには良くても映像作品には向きません。

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これは厳密にはウェアラブルカメラでは有りませんが、三脚用のネジ穴が底面に設けられているので、何とか使えることから載せておきます。下のようなバーハンドルに装着するマウントでハンドルに固定することができます。

カメラとしての画質は意外に高く、全天球カメラという特殊なギミックを内蔵した他に無い製品です。動画性能もたまに車載に使いたいというくらいなら大きな問題は無いでしょう。

スマホとの連携は良く出来ており、撮影に失敗しにくいのも好印象です。マニュアルモードの設定項目も豊富で、カメラとしての作りこみの良さが魅力です。写真コンテンツのシェアのしやすさなど、ユーザーの使い易いに配慮された一台です。ただし、内蔵メモリ8Gに動画も写真も保存するので、あまり長時間の撮影に使うのは難しいでしょう。小型ボディなのでバッテリー容量的にも厳しいです。

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