1000cc~

タイガーエクスプローラー (トライアンフ)

トライアンフ タイガーエクスプローラー

2016年に新型になったTRIUMPHのTIGER EXPLORER。TRIUMPHの最上位デュアルパーパスであり、最新鋭の電子制御デバイスを多数搭載しています。オンとオフでモデルを分けており、ライダーの仕様用途で選べる様になっているのもポイントです。

TRIUMPH最強のデュアルパーパス

トライアンフ タイガーエクスプローラー

まずはオンロード寄りのTIGER EXPLORER XR。こちらはフロント19インチ、リア17インチのキャストホイールを装備しています。剛性感が高く、オンロードの高速走行でもしっかりとしたハンドリングを感じることが出来ます。シャーシはスチール鋼管のトラスフレーム。大量の荷物を積載することを考え、リアシートレールは非常に剛健な作りになっています。シート高は837mmから857mmとやや高めですが、ローシート仕様も設定されていて、785mmまで落とす事が出来ますから足つき性は良くなっています。ただし乾燥重量244kgは女性には重く感じるかもしれません。ロングツーリングを想定するバイクの為、燃料タンクは20Lと大きく、フル給油からの航続距離を伸ばしています。大型ライトとそれを保護する嘴状のスポイラー、直立気味の大型スクリーン等、デュアルパーパスとしての雰囲気は十分です。

 

トライアンフ タイガーエクスプローラー

エンジンは1215ccの水冷並列3気筒エンジンを搭載します。ボアストロークは85mm×71.4 mm、圧縮比は11:1です。最高出力は139馬力/9300回転、最大トルクは12.5kgf-m/6200回転となっています。非常に大排気量のエンジンだけ有って、特にトルクは低い回転数から高い数字を発生させます。このハイパワーなエンジンを操る為、XRではライディングモードが最大3種類用意されました。ロード、レイン、オフロード等モードごとにトラクションコントロールやABSの介入具合を調整する仕組みです。

サスペンションは通常グレードでは前後WP製のサスを使用しますが、上位グレードでは電子制御サスペンションのTSAS(Triumph Semi Active Suspension)に対応します。ライダーの操作で機械的に減衰力の調整が可能な他、IMU(慣性計測ユニット)が記録した走行状況により自動で調整される仕組みを取っています。

 

トライアンフ タイガーエクスプローラー

こちらはオフロード仕様のTIGER EXPLORER XC。エンジン出力やBremboのモノブロックキャリパー等の装備はそのまま引き継いでいますが、XRからXCにかけて装備は豪華になっていく印象です。ライディングモードはスポーツモードが追加され、更に過激なエンジンレスポンスを体感することが出来ます。こちらはホイールをよりオフロードに特化したスポークホイールに換装しているのが特徴です。キャストホイールに比べると路面からの入力が穏やかで、荒れた路面が続くオフロードでの安定性を高めています。XCは標準でTSASが付きますが、サスストローク自体は大きく変わっていません。ナビ等後付で装備を追加できる12Vソケットも用意されて、使いやすくなっています。

ハンドガードがエンジンガードが追加され、XCの方がより重厚感の有る仕上がりです。またTIGER EXPLORERは両モデルともシャフトドライブでリアホイールを駆動します。チェーンドライブに比べるとメンテナンスの手間が無く、旅先での故障も少ないので安心ですね。それに伴い、スイングアームは片持ち形状です。

XCは諸々の装備が追加され、乾燥重量258kgというかなりの重量級バイクになっています。電子制御によるサポートも有りますが、オフロードメインで運用される方は一応お気をつけ下さい。

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